人の目線を気にすること

僕が対人関係に不安を感じるのは、昔から人の目線を気にするからだと思っている。対人関係療法の水島広子さんの本によると、過干渉の親に育てられると人の目線を気にしやすいという。たしかにそれが関係しているはずだ。

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人の目線は通常、悪いほうに解釈する。自分のことを悪く言っているとか、劣等感を感じるといったエフィカシーを下げる解釈だ。主体的に自分を見ずに reactive になっている。つまり他人に振り回されている気分になる。

サラリーマンを辞めてフリーランスになった僕はほんらい人の目を気にしない生き方をしているはずなのに人の目を気にしてしまう。アクセルとブレーキを同時に踏んだ状態なんだから、こじらせるのは当然だ。

例えばオシャレなお店に入りにくいのは、気が小さいのも原因だけど、恥をかいたらどうしようと思ってしまうからだ。

自分の仕事の話をするのが嫌なのは、仕事をバカにされた気分がするからだ。

自分が他人の目線を気にすると気付いてからは、人の目を気にしない<訓練>をするようにしている。ディアストーカーをかぶったり半ズボンを履くことは最初はすごく恥ずかしかったけど、頑張って身に付けるうちにいつの間にか慣れた。

結局他人は僕のことを気にしていないし、僕が気にしているのは他人の目線ではなく<自分自身>にすぎない。そのことを頭では分かっているけど、体感ができていない。実際に人の目線を気にしなくなるようになるまでは訓練を続けていこう。

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