Kindle 本の読み上げ読書
Audible を解約したことを書いた。
[読書] Audible を解約した
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-10-02_cancelling-audible-subscription/
Audible が聴けなくなると家事をしながらの読書ができない。YouTube やポッドキャストを聴くような、短い断片的な話を聴いても思考力は付かない。やはりと長い本1冊を読みたい。
ほんとうは Audible を続けたかったが出費を抑えたかったので Kindle の読み上げによる読書をすることした。
Kindle 本を読み上げるには iPad の Kindle アプリの場合、iPad の読み上げ機能を利用する。すなわちデバイスの合成音声によるものだ。
やり方は、「Settings>Accessibility>Spoken Content」をオンにすることで、画面読み上げのコントローラーが表示されるので、Kindle アプリでそのボタンを押せばいい。まあ、Kindle 以外のアプリではそのボタンが多少邪魔だけど。
自動でページめくりしてくれるので普通のオーディオブックのようにどんどん読める。
iPad の合成音声は自然な日本語ではなく聞き取りにくいのでこれまで避けてきた。でもそれをあえて利用することにした。
岡田斗司夫さんが YouTube の番組で、僕らはコンピューターが生成するコンテンツににチューニングされて慣れると言っていたが、それは本当だ。最初は違和感があるけれど、すぐに慣れる。こうやって人類はどんどんコンピューターに支配されるようになるのね。
でも読み上げの間違いは多い。「一日」を「いちにち」ではなく、毎回「ついたち」と読む。どう考えても「いちにち」のほうが使用頻度が高いのに。ページの切り替わりの熟語は個別の漢字として読んでしまう。「血肉」は「けつにく」と読む(変なところのお肉を想像してしまう)。わざと間違えてウケを狙っているのではというぐらいメチャクチャなこともある。
アルファベットは日本語の発音で読んだり、たまに英語の音声に切り替わって発音したりして、規則性がない。
でも意外な効果としては、読み間違えがあるからこそ注意して聴くから集中するし逆に内容がよく頭に入る。Audible のプロのナレーターの音声は滑らかすぎて逆に頭からすり抜けることもある。歯ごたえのある食べ物のほうがよく噛むのと同じことだ。
読み間違い以上にストレスなのは、ときどき再生が止まることだ。画像だけのページがあると再生が止まることが多い。でも普通に飛ばして次のページに進むことがある。ページの途中でも止まる場合もある。いつ止まるのか規則性がない。
画像はまあ別に読み上げないのは仕方がないけど、章のまとめを画像として載せている本は多い。まとめページだけ装飾したいんだろう。当然それは画像なので読み上げてくれないので少し困る。
Kindle アプリを開いて再生を再開したら、毎回そのページの読み上げが終わると一旦止まる。ページをめくって再生ボタンを押せば通常通り自動でページめくりをするようになる。
止まるとがストレスなのは、僕はたいてい家事の時間に聴いているからだ。ゴム手袋を一旦外して再び再生ボタンを押さなければいけない。
さて、最近は節約をしているので、Kindle 本は新規に買うのではなく過去の購入本を再読することが多い。普通に読んだ本を改めて耳で聴くと新しい発見があることもある。
再生速度は2倍速にしている。基本的に僕はポッドキャストも YouTube もオーディオブックも 1.7 ~2倍速ぐらいで聴く(聞き取りづらいときに 1.7 倍速ぐらいにやや遅める)。日本語だけでなく英語も。
バックグラウンド再生もできた。ちゃんとページめくりされて読まれる。
ただバッテリーをよく食う気がする。
多少のストレスがあるものの、これでまたどんどん耳読書がはかとっている。
新しい iPad mini に買い替えたことで Kindle アプリがキビキビ動くようになり、また快適に聴けるようになった。途中で止まることが減った気もする。
Amazon | Apple iPad mini(A17 Pro):Apple Intelligence、8.3 インチ Liquid Retina ディスプレ イ、128GB、Wi-Fi 6E、12MP フロントカメラ/12MP バックカメ ラ、Touch ID、一日中使えるバッテリー ‒ スペースグレイ | Apple(アップル) | タブレットケース 通販
https://amzn.to/3E00Yc8