[映画]『正体』
新年は 3D プリンターの勉強に集中しようと思っていたが、腱鞘炎気味なので外出してパソコン作業は休憩することにした。妻と息子は実家に泊まりに行っているので時間に融通が効く。久しぶりに早朝から上映をやっているミッドランドスクエア シネマへ。
『正体』はあらすじを読んだだけでストーリーが分かるような安っぽそうな映画で期待していなかったが、上映時間的にちょうど良かったのでとりあえず観ることにした。
映画『正体』公式サイト|大ヒット上映中!
https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie/
意外と良かった。泣いた。大好きではないけど、良作。
話としては平凡。あらすじを読んで予想したのとだいたい変わらない。でも面白かった。やはり世界的に映画がシンプル化(岡田斗司夫さんは「内容がなくなっている」と言っていた)している流れの中の映画かな。
最初のヤクザの話は嫌だったな。工事現場で働くことは、目的とは関係なく本当に単に資金作りのためか。
どうやって仕事を得ていたのかディテールが省かれている。経歴とか身分とかは単に嘘をつけばいいというわけでもないだろうし。
20 歳やそこらで法律の知識を得ていたのは怪しいが、まあ生きるために必死だったからということで良しとしよう。
工事現場で働く彼が普通のパソコンを持っていたのは変だ。底辺の男はスマートフォンだけしか持っていないはず。
ベンゾーと呼ばれていた彼。まさかの『キテレツ大百科』繋がりだ。でも若い人にそのギャグは通じているかな。
住宅街にやたら人が歩いているのは不自然すぎる。
SNS が鍵になるのも今風。
ラストの泣かせようという音楽がシャクに触るがまあいいだろう。
吉岡里帆さんは美人だなあ。スリムでシャキッとした「都会のオンナ」といった感じが僕のタイプ。
公権力なんて信じなくなる。映画では組織の中で良心を持つ者が現れて・・・となるが、組織人は組織の論理で動く。あんなことはあり得ない。一見壮絶な物語なようで、結構ナイーブな物語だ。
今の時代、人を裁くのは公権力だけでなく SNS であると言いたいんだろう。
逃亡の目的が謎だと言われたいたが、目的は明確でしょう。それに結局衝撃の事実が明らかにされるわけでもなかったし。
鑑賞直後はいい映画だと思ったが、あとで冷静になるといろいろとアラが気になる。でも新年1本目の映画としては悪くなかった。
最近は最前列あたりで観ていたが、混んでないだろうと久しぶりに後ろから2列目で鑑賞した(一番後ろはプレミアムシート)。
早朝の上映でも他に客が8人ほどいた。
*
ミッドランドスクエア シネマはちょくちょく行くので、会員カード(MM CINEMA CLUB)を作ることにした。ミッドランドスクエア シネマは好きじゃない映画館なので極力避けているが、入会費は 300 円と安いし、年会費も無料だし。
実は過去に会員カードを作っている。しかし現在は違うカードに切り替わったようだ。試しに受付で聞いてみたがやはり旧カードはもう使えないという。その場で新しいカードを作ってもらった。
上が旧カード、下が新カード。
その裏側。
会員カードはオンラインでは作れず、まず映画館の受付で物理カードを作った上でネットで会員登録。そうやってやっとネット予約ができ、ポイントが貯まるようになる。ネット予約は会員でなくてもできるが、毎回名前、電話番号、決済情報を入力する必要がある。
受付で会員カードを作るときの支払いは電子マネーが使えた。カード裏にその場で名前を書く。案内の紙ももらった。対応したスタッフの女性は愛想がなくて嫌だった。
今回は今までどおり会員登録なしでのネット予約をしたが、次回からは会員として予約しよう。
とりあえず帰宅してから会員登録した。
評価:4/5
鑑賞日:2025-01-02(木)7:45~9:50
映画館:ミッドランド スクエア シネマ
スクリーン:スクリーン6
座席:指定席
料金:2000 円(オンライン予約)
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