[映画][リバイバル上映 2024 ]『ラブ・アクチュアリー』(2回目)
先日『ラブ・アクチュアリー』のリバイバル上映を観たことを書いた。
[映画][リバイバル上映 2024 ]『ラブ・アクチュアリー』
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-12-08_film-review-love-actually-2024/
映画を観たあとも、ずっと映画のことを考えてしまう。そういう映画はときどきある。2回目の鑑賞に行くしかない。というわけで、行ってきた。
冒頭のビリーは歌詞を読みながらやればいいのに。
リアム・ニーソンは義理のお父さんだという設定だ。どおりで息子にファーストネームで呼ばれていたわけだ。息子がお父さんにガールフレンドができることを受け入れていたのにも納得した。
義理のお父さんだけど、息子を心から愛しているところもいい。
「今は暇よ」という意味で、‘Free as a bird.’ と言っていた。ほんらい英語では「鳥のように自由だ」という意味だけど、free には「暇だ」という意味があることと掛けたダジャレなんだろう。
前回はこの映画は「安っぽい」と書いたが、どちらかというと「中身がない」と表現したほうがいいかもしれない。でも批判しているわけではない。「愛って最高! 中身がないかもしれないけど、クリスマスだからいいことにしようぜ!」というノリだ。中身がなくても、楽しくて好きになる映画はある。
僕はよく「近年は世界的に映画がシンプル化している」とブログに書いているが、シンプル化というより、中身がない映画がたくさん作られるようになったと言えるかもしれない。世界的に中身よりノリの比重が大きくなっているのは興味深い現象だ。だからこそ、『ラブ・アクチュアリー』は今の時代にマッチしているんだろう。
僕もこんな恋ができたかもと妄想してしまう。映画の「コワイ」ところは、「自分に別の人生があったかも」と思ってしまうことだ。
ヒュー・グラントのナレーションで始まり、彼のショットで終わるから、群像劇だけど一応彼が主人公ということか。
以下のように一つの画で2人のセリフを示す字幕が何度かあった。通常日本の字幕では1つの画で1人のセリフだから珍しい。
ー おやすみ
ー ええ
4K リストアされたリバイバル上映たけど、今回の映画館では 2K 上映だった。
*
最前列にプレミアムシートみたいなのがあった。最前列にプレミアムシートがあるのはめずらしい。
ミッドランドスクエア シネマは最前列がスクリーンと近すぎる。今回は2列目で鑑賞したらちょうど良かった。
ミッドランドスクエア シネマはこれまでオンライン予約をしても予約完了メールが届かなかった(会員登録はしていない)。どうやら Addy や SimpleLogin といった匿名メールサービスを使っているのが原因らしい。独自ドメインを使ったメールを使えば問題なく予約完了メールが届いた。予約完了時にブラウザでも発券用の QR コードが表示されるが、メールが届けばメールのリンクをクリックすることで QR コードが表示できる。これまでブラウザの QR コードを写真に撮って発券に使っていたがその必要がなくなった。それにしても、使用できないメールアドレスなら予約時に「このメールアドレスは使えません」などと表示してほしいものだ。
評価:4/5
鑑賞日:2024-12-10(火)11:30~13:55
映画館:ミッドランドスクエア シネマ
スクリーン:スクリーン9
座席:指定席
料金:2000 円(オンライン予約)
字幕版(字幕翻訳者名表示なし)
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