メルカリは長く続けている。最初は個人同士のやり取りということで心配だったが、今ではメルカリの使用が当たり前になっている。購入だけでなく出品もしている。

Amazon で扱っていないような商品も売れるので、僕の収入源としても結構大きなものになっている。それに相手とのメッセージのやり取りを通じてビジネスの相手の存在がダイレクトに感じられることは仕事として楽しい。特に感謝されたときは。

しかし個人同士のやり取りゆえにトラブルも時々ある。最近立て続けにトラブルがあった。

まず購入した商品がいつまで経っても届かない。これは時々あるトラブルだ。

自分が商品を購入するときだけでなく、自分の出品商品を購入されたときにもトラブルがある。

最近どうやら詐欺に引っかかりそうになった。「引っかかりそうになった」というだけで、事前に気づけたのはよかった。

プリンター関係の商品を売ったところ、販売開始直後からコメントが来た。壊れたプリンターがあれば買い取りたいと。

確かに手元に壊れたプリンターがある。処分に困っていたので買ってもらえるなら助かる。壊れているけど本当にいいのかと返信したら、パーツを利用したいので問題ないという。2000 〜 3000 円で買いたいという。

そして同じ人から他の商品ページにコメントがあり、こちらも合わせて買いたいので同梱してほしいという。

この時、先ほどのページのコメントは削除してほしいという。僕はコメントの削除をした。

そして購入者が購入手続きを進めてきた。

ちょうど梱包用のプチプチを切らしているので、それを用意してから発送すると伝えた。

出品したばかりの商品がすぐ売れてよかった。別の商品も売れた。プリンターも処分できる。めでたしめでたし。

__じゃなかった。

しばらくして別の人からコメントが来て、壊れたプリンターがあれば買い取りたいという。

ここで変だと思った。別の人からのコメントなのに、前述の購入者とほぼ同じ文面のコメントなのだ。

ググってみて分かった。中古プリンター関係でメルカリでトラブルが起きているらしい。

どうしよう。僕の場合は大丈夫かもしれない。コメントでは誠実そうな人だったので、たぶん OK だろう・・・。

でもやめた。商品を送ってしまったら向こうの思うツボであり、クレームの嵐が来る可能性がある。

幸いまだ商品を送っていなかったので、「プリンターが手元にないことが分かったのでキャンセルをしたい」とメッセージを送り、メルカリ事務局にキャンセル申請を出した。すぐに取り引きキャンセルのメールがメルカリから来た。たぶん自動処理でキャンセルになったんだろう。

今回の教訓はいろいろある。

購入者は出品後1分もしないうちにコメントをしてきた。その後も即返信が来る。こちらに考える隙を与えない、あまりに早いコメントは疑ったほうがいいこと。パソコンに張り付いているようなメルカリの専用詐欺かもしれない。

それと関連して、取り引きを急かされていたのも怪しかった。

壊れている商品を、箱なしでプチプチのみの梱包でいいと言ってきたのも変だった。プリンターのような精密機械を雑に送っても OK というのは変だ。

コメントを削除してほしいと言ってくることも怪しい。スクリーンショットを撮ってから削除をしていたのは我ながら賢い。スクリーンショットは証拠として使えるし、どういう取り引きがあったかを明確にできる。事務局への通報時に頼りになる。

プロフィールを見ると過去の取り引き数が何百もあるのに、出品商品数が数個。つまり、取り引き後商品ページを削除しているのだ。何かを隠そうとしているのではないか。

変なことだらけなのだ。

少しでも変だと思ったら「まあいいか」「気のせい」ではなく、問題が大きく発展する前に留まることが大事だ。

別のコメントが来たものに関しては、返信などせずスルーすることにした。

トラブルが続くと、メルカリがちょっと嫌になってくる。メルカリが楽しいといっても、中古品販売なんて自分の高めるビジネスではない。ちょっと小遣い稼ぎができるからといって、本業だと思わないようにしよう。

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