南アジア言語レッスン(8回目)
きのうは南アジア言語レッスンの8回目だった。
毎週受けているレッスンだが、前回は仮病で1週休んだ。そして今回も2週間ぶり。それは衣類乾燥機が壊れ、その交換作業で休まなければいけなかったからだ。
[衣類乾燥機] Panasonic NH-D603 が壊れた · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2024/2024-07-17_replacing-the-clothes-dryer/
代わりに平日に予定を入れてもらったが、今度は息子が手足口病になり妻も1週間仕事を休んだ。家事は僕がやるので、僕も在宅しなければいけない。そういうわけで、結局2週間あいたわけだ。
前回レッスンの復習は2日間で終わらせた。これはすごい進歩である。いつもならだらだら他の雑用をしてしまっていたが、今回は語学を優先したからだ。それと文字の認識が速くなったことも関係している。最初の頃は単語を見て何と書いてあるかを理解するのに1単語 30 分ぐらい要していたが、今はさっと読めるようになった。
ちなみに毎回レッスン後にしていることは以下のようになる。
- 学習内容のまとめノートの作成。
- 覚えるべきことをフラッシュカード化。
- 会話文があれば、改めて A4 用紙にまとめる。
- フラッシュカード化した内容を録音機に吹き込む。
- フラッシュカードおよび録音でひたすら暗記。会話文を毎日音読。
今回は初めて宿題を出された。教科書(英語)から練習問題をやってくるよう指示された。会話の受け答えに関する問題だったが、まだ僕の実力ではできないし、習っていないことも多い。教科書で答えを探しながら解答した。
いつも自宅で勉強していて気付くのは、先生の発音が Google Translate や教科書と違うことだ。おそらくその言語では「正式な発音」というものが決まっていない気がする。先生の方言が関係しているのかもしれない。購入した辞書は小辞典なので発音記号が書いていない。何が正しいのか分からない・・・。仕方がないので基本的に先生の発音を信じて進めている。Google Translate や教科書と違っていると混乱してしまうけれど。
先生が書く文字の書き方が教科書と違うこともある。それを指摘すると、どっちも正しいらしい。どっちが一般的かと聞くと、教科書の書き方だという。だったら教科書の書き方で書いてよー、僕は初級者なんだから。
僕が翻訳者、物書きとしてこれまで気を付けてきたことは「公式で正しいものを使うこと」である。でも今習っている言語は、公式情報がなかったり、先生が公式情報にこだわっていなかったりする。僕にとってアティチュードの転換が必要である。これは良いことかもしれない。
先生の英語はちょっと変なこともあるし、間違っていることもある。少なくとも書く英語に関しては僕のほうがきちんとしている。でも、先生はそういう英語でもどんどん喋り、使っている。こういう積極的に英語を話すところは日本人が見習うべきだ。日本人は恥ずかしがって英語を使おうとしないから。
さて、今回のレッスンについて書こう。
いつもは大学図書館で受けているレッスンだが、あらかじめ予想していた不安が的中した。現在は大学の試験期間中で、学外者は図書館が使えなかった。学外者の図書館利用の説明では、「試験期間中はご遠慮ください」と書かれている。単に「遠慮」すればいいのかと思っていたら、入口のゲート自体開かないようになっていた。仕方ないので、隣りのカフェでレッスンをした。土曜日とはいえ試験期間中だからかそれなり混んでいた。いつも静寂の中でレッスンをしているので、少し落ち着かなかったかな。隣りの席の学生が会話を聞いている感じだったし。
今回のレッスンもレッスン自体は楽しかった。相変わらずの先生のカオスなノートだったが、「もっと分かりやすく書いてください!」とは言えず・・・。でもなるべくたくさん質問するよう心掛けたのでたくさん話ができた。だから楽しかったんだろう。質問といっても、言語内容よりは文化的なことについていろいろ聞いたりしたような。やはりレッスン内容は落ち着いた自宅が一番理解できる。
カフェでのレッスンが好きではないのは、テーブルが小さいこと。ノートや教科書を思いっきり広げられない。それとドリンクでノートや教科書が濡れてしまうことだ。向かい合わせで座ることで先生の書く文字も分かりにくい。文字が言語学習のキーとなるのに、首をひねったり逆さまのノートを見たりすると理解度がますます落ちる。やはり図書館内の大きなテーブルでのレッスンが一番だ。
言語自体の魅力にも最近気付いた。例えば単純な ‘How are you?’(調子はどうですか?)的な質問でも、この言語では「神様のおかげです」「あなたの親切のおかげです」と答えたりする。一見あべこべな返答をしているように聞こえるが、つまり「神様や親切のおかげで、私は元気です」と応えるのだ。素敵じゃないですか。
他にもお店で「ご注文(order)はどうされますか」と店員が客に聞く場合、客は「命令(order)ではなく、依頼(request)ですよ」と返答する。最初僕は言葉遊びだと思った。実際はそうではなくて、これは決まり文句らしい。注文ごとにこんな会話が繰り広げられる。素敵じゃないですか。
こういうことに気付くと、難しい言語も好きになってくる。
そうそう、いつもは1時間のレッスンだが、今回は 90 分に挑戦してみた。最近レッスンが休み休みになっているので、あえて延長を試した。意外と集中力が続いたし、あっという間に終わった。今回は特に妻と息子がキャンプに行っていて、時間的余裕があったからできたことだが、心理的な余裕ができたら今後は毎回 90 分でもいいかもしれない。
さて来週末は家族の予定との関係でレッスンが受けなくなりそうなので、次は3日後に受けることにした。まだ試験期間中なので、次回もカフェでやる。数日しか時間がないので急いで復習をしないと。でも、家族がキャンプに行っているので、これを機に映画に行くことにしたし、壊れたパソコンも直さないといけない。また忙しいぞ。
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