１年前に食器洗い機を買ったことを書いた。

食器洗い機を買った · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/01/22/new-dish-washer/

１年以上使った上で分かったことは、食器洗い機は使わないほうが楽なんじゃないかということだ。

上のリンクでも書いたとおり、食器洗い機には乾燥機能が付いているが乾燥機能を使うと部屋の湿度が極端に上がってしまうので全く使っていない。洗浄のみである。

そして食器洗い機を使っても洗剤が十分落ちていない気がするので、あと洗いもしている。下洗いで大まかな汚れを落とすので、食器洗い機を使っていても前後にすすいでいるわけだ。

[家事] 食器洗い機の「あと洗い」 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2023/03/27/wasing-dishes-after-using-dish-washer/

食器洗い機の洗浄はお湯で行われる。洗浄が終わった直後にあと洗いをしたら、熱くなったグラスが冷水に触れた温度差のためかグラスが割れてしまった。だから食器が十分に冷めてからあと洗いをすることになるが、夜の場合寝る前にあと洗いまでを済ませたい。急いで食器の温度が下がってほしいので、ポータブルミニ扇風機を使って風を当てることで冷却を早めている。自然冷却と比べて、これはかなり効果がある。

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据え置き型の食器洗い機なので、洗浄用の水は水道水をくんで入れる。これが数分掛かる。たかが数分だろうけれど、夜は家事が慌ただしくなるので、この数分のタイミングがずれるだけでグダグダになったりする。焦って作業することになる。

「前洗い＆食器洗い機に収納→水を入れる→洗浄→冷却→取り出し＆あと洗い」といくつかのステップがあるため、それらを寝るまでに完了させるためには最初の洗浄スタートの時間が重要になってくる。洗浄自体は食器洗い機の設定の LEVEL 2 で洗った場合１時間掛かるからだ。

でも息子が夕食をダラダラ食べて食器洗い機のスタートが遅れることはよくある。「早く食べてほしい」とイライラしてしまう。だからすべての食器を食器洗い機に入れるのを諦めて食器洗い機をスタートさせてしまうことにしている。

まだ問題がある。現在使っている食器洗い機は据え置き型であるゆえに、収容能力が中途半端だ。入り切らない食器は次の回へ回す。次の回を待つ食器をシンクに置いておくことは、「まだ仕事が残っている」感があってストレスに感じる。

そもそもプラスチックなどは痛みそうなので最初から手洗いをしている。食器洗い機は万能ではない。

食器洗い機用の専用洗剤代もそれなりに値段がする。

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食器洗い機は熱を発生する機械なので電力を多く消費する。ブレーカーが落ちる要因にもなる。

参考：
ブレーカーが落ちてモニターが壊れた · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-12-24a_the-circuit-beaker-was-out/

こういう感じで、食器洗い機を使うのはあれやこれやのマイクロマネイジメントが大変だしストレスなのだ。

そこでやっと分かったのが、「もう使わなくていいよね？」ということだ。余計なストレスがあるくらいなら、使わなくていい。すべて手洗いすればいい。シンプルに「洗って自然乾燥」とするのが楽だ。

たしかに冬は手が冷たくなるが、食器洗い機を使うことによる諸々のストレスよりはマシだ。

問題は食器洗い機の有無で皿洗いの時間や水道代が変わるかどうかということだ。大幅に皿洗いの時間や水道代が減るのなら、食器洗い機の使用継続もやむを得なくなる。

ここで役立つのがデータである。水道代はもちろん料金の通知書をスキャンして保存しているから分かる。皿洗いの時間についても、僕は自宅での活動はほぼすべて Toggl Track を使ってタイムトラッキングをしているから毎日何時間何分皿洗いをしているのかの記録が２年分以上ある。

Toggl Track
https://toggl.com/

さっそく Google Spreadsheet にまとめてグラフにしてみた。食器洗い機を使い始めた前後１年間の１ヶ月ごとの水道代および皿洗い時間だ（単位は円および時間だ。水道料金は２ヶ月ごとに請求される。）。本当は一つのグラフにまとめたほうが分かりやすいが、急いで作ったのでグラフは分けた。赤線が食器洗い機を購入した 2023 年１月である。


見てお分かりのとおり、水道代も皿洗い時間も多少減っているが、たいして変化がないのだ。

そういうわけで、食器洗い機の使用をやめることにした。

キッチンにある巨大な食器洗い機は邪魔だが、中を食器の乾燥スペースとして使おう。