2023 年分の確定申告を終えた。

フリーランスになってから9年ほどなので、確定申告も慣れてきた。

最近はともかく<要領よくやること>を最優先にしている。確定申告は嫌だと思っても逃げられない。それなら、ちゃちゃっと終えよう。だから、変に細部にこだわったり、極端に正確さに固執しないようにしている。僕はもともと研究者体質なので、凝るといろいろ時間が掛かってしまうが、確定申告に関してはそこを我慢して割り切って切り捨てることにした。

何度もダブルチェックするようなこともやめた。年ごとに極端に数字が変わることは普通ないので、桁を間違えたりしたらすぐ気付く。

慣れないうちは、確定申告のたびに最初に関連書籍を読んだりしていたが、今では即開始している。

毎回ゼロからやり方を思い出すのは無駄なので、テンプレート化することを意識している。個人用の Wiki やテキストファイルに手順書を書いたりしている。

基本的に集計はパソコン上でやる。紙ベースの書類の整理はほとんどない。紙にするのは、最後に印刷するときだけだ(e-Tax はまだ始めていない)。

パソコン上のファイルで作業すると、それ自体をある種のテンプレートにできる。最初に前年度のファイルを丸ごとコピーしてきて、それを今年度分用に編集していけばいいからだ。そうすることでもれなく作業できるし、昨年度の数値と比較しながら作業できるので間違いにも気付きやすい。

具体的には、Macの Finder ではフォルダーやファイルにカラータグを付ける機能がある。色分けができるのだ。例えば最初は赤色にしておき、作業が終わったファイルから青色に変えている。ファイル内においても、スプレッドシートでは最初にシート内の文字を全部赤にし、最新版に差し替えたところから黒文字にする。

こういった、去年のファイルをコピーしてきて作業をするとか、スプレッドシートで最初は真っ赤にするだとかいったテクニックはサラリーマン時代に覚えた。

さらに FileMaker で確定申告用の自作アプリを作っているので、ずいぶんと楽に作業できている。

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僕が確定申告の作業自体を結構好きなのは、結局パソコン作業が中心だからだ。お金のことを考えているというより、プログラミングをしている感じだ。

自分の収入や経費をまとめたりするのは上記のように手際よくできるが、毎回混乱するのは最後に確定申告のサイト上でのデータ入力だ。もっと分かりやすいサイトを作ってくれないかな。まあ行政のサイトとしてはマシなほうだけど。

いつものように Toggl Track で作業時間を記録した。今年は 10 時間 36 分だった。2023 年は 11 時間 36 分、2022 年は 19 時間 32 分だから、毎年どんどん短くなっている。

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