2回目を観てきた。

参考:
[映画]『正欲』 · 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/post/2023/2023-11-13_film-review-seiyoku/

誰とも繋がれないとおもっていた世界で自分と同じ人に出会う。前回と違って今回は何度も映画中ウルウルした。

取り調べを受けているときの証拠写真は、明らかに検事側が都合がいい部分を切り抜いている。他の写真もあるのに。そうやって普通の人は普通でない人に自分の理解できるレベルのレッテルを貼る。「コミュニケーション障害だ」「病気だ」「犯罪者だ」と言って排除する。

普通じゃない人を普通に変えれば解決するわけではない。ところが、多くの映画は普通でない人が普通に変わることで「めでたしめでたし」とする。

特に日本は普通じゃないものへの嫌悪が強い国である。

普通側の人は「なんでこんな簡単なことができないんだ」とおもうんだろう。そこが普通の人が普通でない人を理解できない理由だ。

ガッキーは回転寿司を2回食べていたのもそうだけど、よく見るとパートナーが逮捕されるシーンでまたコロッケ買ってきている。ガッキーはリピートするタイプなのね。

僕なりの答えとしては、矯正しようとするのではなく、今の自分を活かすことに集中すべき、ということだ。

本作に関しては他の人の映画評を聞いたり読んだりしたくない。自分のなかで感じたことを大事にしたいので。

僕がこれまでずっと感じていた生きづらさを言語化してくれた。世界に対する認識がガラリと変わった映画だ。

3回目を観たい。

映画の音と映像が1秒ほどずれてた。映画館の設備の問題なのかな。前回観たときは、ずれてなかった気がするけど。それと、「主人に伝えてほしいことがある」のシーンで一瞬画面が真っ暗になった。これも前回なかった気がする。

水曜日で TOHO シネマズは「TOHO ウェンズデイ」なので 1300 円だった。ふと気付いたけど、昔から水曜日は女性が割引になるのは、Wednesday と Wemen’s Day を掛けているからだろうか。そして月曜日が男性が割引になるのは Monday と Men’s Day を無理やり掛けているんだよね。僕は映画館には相当通ってきたけど初めて気付いた。といっても、最近は性別でサービスデーを設ける映画館はなくなってきた。

評価:5/5

鑑賞日:2023-11-22(水)9:25~11:50
映画館:TOHO シネマズ赤池
スクリーン:スクリーン2
座席:指定席
料金:1300円(オンライン予約、TOHO ウェンズデイ)

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