東京に住んでいた大学院生時代の 2010 年に２回観ている。当時好きだった映画なのでのちに DVD を買った（でも自宅では観ていなかった）。久しぶりの再鑑賞。

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内容はほぼ忘れていた。

中谷美紀さんらしい演技。

池脇千鶴さんを好きになったのはこの映画がきっかけだと思う。

妻に「知らないにおいがする」と言われるシーンはこわいです。微妙な夫婦の不調和がこわい。中谷美紀さんが、犬にあげた残りの牛乳をゴクリとするのもこわい。池脇千鶴さんが執念深く待っているところがこわい。こんな感じで、ある意味ホラー映画だ。

「どうでもいい約束はなるべく破りたくないの」。分かる気がする。

チャンスがあっても逃してきた僕としては、序盤の大森南朋さんの行動は「もったいない」と思ってしまう。

日本映画の良くないところは、タイトじゃないところ。２時間の長さにするために冗長なシーンが多い。ダラダラしたシーンは除き、１時間半にするべきだ。

人を好きになるのはどんな形であれ悪いことではない。

日本映画は狙ったギャグよりも、クスリと笑わせるユーモアが上手。『窓辺にて』もそうだった。

日本が好きじゃない僕は日本映画は避けていたが、いい映画はある。観ていこう。

評価：4/5

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