現在住んでいる賃貸住宅の更新時期になったので、更新書類が送られてきた。書類を記入し返送する。

同時に更新料を支払う必要がある。これまでは同封された振込用紙を使って振り込んでいた。しかし、キャッシュレス決済アプリを使った支払いもできると書かれている。

新しいことに挑戦するのが好きなので試してみることにした。

とりあえず Paypay アプリが対応しているのでそれを使うことにした。

Paypay アプリを開き、「請求書払い」を選択し、振込用紙に書かれたバーコードをスキャンすることで支払いの手続きに進む。

しかしふだん Paypay はクレジットカード引き落としで使っているので Paypay マネーはチャージされていない。「請求書払い」はクレジットカード引き落としに対応していないので、Paypay マネーにチャージする必要がある。

そのため、まずは Paypay アプリに銀行口座を連携させる必要があるが、そのためにさらに本人確認が必要だ。

本人確認として運転免許証を使うことにした。正確には僕の場合運転経歴証明書だ。

ただし IC チップの読み取りの段階で失敗する。ウェブ検索してみると、たしかに運転経歴証明書は IC チップが入っていないようだ。でも以前フォートトークの本人確認ではうまくいったような(気のせいかも)。

仕方がないのでマイナンバーカードを使うことにした。本当はマイナンバーカードをあちこちのサービスに登録したくないんだけど。特に最近はどんどんマイナンバーカードを政府が集中管理に使おうとしていることだし。

マイナンバーカードだとあっさり本人確認できた。15 分程度で審査が通った。

次は銀行口座連携だ。

最初はゆうちょ銀行を連携させようとしたが、手続き中にエラーで先に進めない。おそらくゆうちょ銀行に登録している電話番号が IP 電話だからだろう。郵便局に行って電話番号を変更してもらうのは手間なのでパスすることにした。

次は Paypay 銀行にしようとしたが、これも手続き途中で先に進めなかった。銀行口座連携に使えるのは個人口座のみらしく、僕のように個人事業主の口座として開設した Paypay 銀行口座はダメだった。

仕方がないのでソニー銀行にした。最終的にはこれで連携できた。途中の認証段階で、キャッシュカードの暗証番号と「認証番号」を入力する必要がある。その認証番号の確認が分かりづらくて大変だった。手続き中に URL がメールアドレスで送られてくる。その URL にアクセスしてソニー銀行のサイトにアクセスすると認証番号の “取得方法” が書かれたページに行く。その取得方法とはキャッシュカードの裏側の 10 桁の番号のうち、特定の桁数目の番号(2つ)が指示してある。それを確認して連携手続き用のページに入力する。ものすごくややこしい。ソニー銀行のアプリを使った認証(生体認証やワンタイムパスワードなど)とかにすればいいのに。

ヘトヘトになって Paypay アプリへの銀行口座連携が完了。ソニー銀行から Paypay マネーをチャージして、無事賃貸住宅の更新料を支払うことができた。

口座連携程度のシステムを使いやすく作れないなんて、日本人はシステム化が下手だということを改めて実感した。

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