[映画] 『ミセス・ハリス、パリへ行く』@京都みなみ会館

急に京都日帰り旅行をすることになり、映画を観てきた。映画館に行くのは半年ぶりだ。

日常のストレスからの気分転換のための映画鑑賞だったので、日本映画は観たくなかった。京都では滞在時間が短く、選択肢が少ないなかで選んだのは『ミセス・ハリス、パリへ行く』だ。予告編を観た感じだと通常ならスルーしていた系統の映画だが、選択肢がないゆえに「あえて観る」のも悪くない。

ミセス・ハリス、パリへ行く – Universal Pictures Japan
https://www.universalpictures.jp/micro/mrsharris

結構好きな作品だった。

ファッションに全く興味がない僕でもワクワクした。元気が出た。

歳をとって夢を叶える話はイギリス映画に多いような気がする。

夢物語&シンデレラストーリー。たまにはこういう話もいい。そして僕は夢見がちなだし、ストレスフルな生活をしている今の僕にピッタリの映画だった。

夢を実現するには、まずは夢を見ないと。夢を見ないことには実現なんてしない。夢を見よう。それは自分の心を大切にすることでもある。

イギリスの労働者階級で貧しい家政婦をしている主人公。自分は透明人間だと言っていた。社会に相手にされないということだ。気持ちは分かる。

ギャンブルに頼って夢を叶えるのはいかんでしょ〜と思っていたが、実際はうまくいっていないし結局はギャンブル以外でいろいろな人に助けられるところがいい。人に救われる話は好き。

主人公はいい人すぎる。しかもおばあさん。「この人は最後はハッピーエンドになるはず」と分かってしまう。まあ、そういう緩い作品もいいか。

ティーポットを保温するためのものをティーコージーと言う。ティーポット全体に被せるティーコージーは知っていたけど、ティーポットに編み物を “着せる” ティーコージーは初めて見たかも。ティーコージーを上手に編んでいることで、さりげなく主人公の手芸のうまさを表現している。

美人な俳優さんがたくさん見れた。それと Lucas Bravo さんというかっこいいフランス人俳優を知り、好きになった。

Lucas Bravo News (@lbravonews) / Twitter
https://twitter.com/lbravonews

京都みなみ会館はずっと存在自体は知っていたが、初めて行った映画館だ。そしてミニシアター自体に行くことも3年ぶりだ。

京都みなみ会館
https://kyoto-minamikaikan.jp/

ミニシアターとしては珍しくウェブでピンポイント予約ができる。予約には会員登録が不要。でも会員になると入会費を含めてもそのほうが安くなるとあとで気付いた。

ウェブ予約をするとバーコードが書かれたウェブページは発行される。メールにもその URL が送られてくる。そのバーコードを1回ロビーの発券機で読み取るとすぐにチケットが発券される。

スクリーンは3つあり、スクリーン1はチケットカウンターおよび売店がある1階、スクリーン2と3は2階だ。僕が観る映画はスクリーン2だったが、最初チケット発券後に1階でずっと待っていた。しばらくしてスクリーン2は2階にあると気付いた。2階には一旦外に出て階段もしくはエレベーターで上がる。

1階も2階もロビーは小さく、あまり居心地は良くない。でも外にベンチが用意されていたりして待つスペースがあるのはいい。

スタッフが生声で入場開始のコールをしてからもぎりがあり、スクリーン2へ入った。

スクリーンは小さい。座席は緩やかなスタジアム形。

前の席の背に荷物フックがある。アームレストが左右にあり、それぞれのにカップホルダーがあるが、隣りの席とは共用。隣りに人がいなければゆっくりできる。

椅子がギシギシ鳴ったので、映画中にゴソゴソするとうるさい。

上映開始前のアナウンスもスタッフの生声だった。

客はおばあさんが中心で、10 数人だった。

久しぶりの映画館、そしてミニシアター。やっぱり映画館っていいなあと思えたのは良かった。

評価:4/5

鑑賞日:2023-2-14(火)12:15~14:15
映画館:京都みなみ会館
スクリーン:スクリーン2
座席:指定席
料金:1800円(オンライン予約)
字幕版(字幕:栗原とみ子)

京都みなみ会館。 映画館の外のこの文字に早く気付くべきだった。 発券した映画チケット。 映画館入口のディスプレイ。 2階からの景色。 2階の外にベンチがあり休める。 自動販売機もある。 2階避難経路図。 場内の様子。

Amazon.co.jp: ミセス・ハリス、パリへ行く ミセスハリス (角川文庫) eBook : ポール・ギャリコ, 亀山 龍樹: 本
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