きのうは保育園の保護者懇談会に参加してきた。新しく4月から通い始めた保育園での初めての保護者懇談会だ。

前の保育園では保護者懇談会は Zoom で行われていた。しかしここは対面。連絡帳がアナログノートなぐらいだから、Zoom なんてことはしない保育園だ。COVID 対策的には NG 。僕が参加しないと言っても結局ワイフが行くだろうし、うちだけが参加しなくても他の人が参加する限り COVID 対策にはならない。

一応、参加は保護者1名のみに限定されていた。うちは僕が参加。ワイフも行きたがっていたが、毎日の登降園はワイフが行っているし、自営業で家で仕事をする僕は保護者懇談会ぐらいしか人と話をする機会がないので参加させてもらった。

最近は僕は登降園で保育園に行っていなかったので、久しぶりに担任の先生と話した。若い先生と話すのは楽しい。毎日僕が連絡帳を書いているが、僕の文章がユーモアがあって面白いという。普通に書いているだけなんだけどなあ。もちろん褒められて嬉しかった。

参考:
[子育て] 連絡帳を継続する – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2022/05/16/keeping-a-journal-of-children/

[ライフハック] 褒められたら素直に喜ぼう – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2022/03/25/thanking-after-being-praised/

通っている保育園はシュタイナー教育をベースにしているちょっと特殊なところ。そのわりにはあまり活動の様子が家庭には分からない。事前アンケートで、具体的な活動の内容を知りたいと書いたら、写真を使って一日の活動の様子を教えてもらえた(プロジェクターに投影していた)。

現在の育児の様子や話したいことを保護者一人ひとり順番に話した。僕は育児は頑張ることと手を抜くことのバランスが難しいこと、配偶者との意識の差があることを話した。特に有益なフィードバックが得られたわけではなかった。

他の人の話もあまり参考にならないかな。

「子どもが YouTube をずーっと見るんですよねえ〜」と言う親がチラホラいた。

その認識が間違いだ。あたかも子どもの自然現象、あるいは他人事のように言っている。

子どもが YouTube を見ているのではなく、親が見せているのだ。親としては、YouTube を与えるのは子どもがおとなしくするので楽だ。でも自分の子どもを YouTube のような依存症ビジネスの餌食にしている。

とはいっても、うちも見せてしまう。子どもにずっと構っていたら他のことができないので。

育児はほんらい喜びであり、癒やしであるはずだが、負担になっている。親に余裕がないからだ。ではどうすればいいか。その答えを見つけることができれば、ものすごい改革になるはずだ。

YouTube に関してはテクニカルな対応はしている。YouTube Kids という親が視聴を管理できるアプリを使うのはもちろん、ちょっとでも不適切だと思った動画やチャンネルはどんどんブロックしている。iPhone だと顔の近くに画面を持ってくきて目が悪くなるので iPad で見せている。そして iPad の Screen Time という機能を使って時間制限を設けている。

それとそもそも親がスマートフォンを一日中触っているのが問題なのだ。僕は子どもの前では iPad(僕は iPhone は外出時にしか使わない)を使わないようにしている。子どもが iPad を手放さないときは、横で僕が読書をしたりルービックキューブの練習をしたりしている。でもワイフが一日中ピコピコ iPad を触っているんだよなあ。ヤレヤレ。

YouTube に限らず、大概において子育てにおける問題は子どもの側にあるのではなく、親の側にあると考えている。子どもはありのままで何の問題もない。親は子どもをしっかり観察し、子どもの成長のどんなお手伝いができるかを考えればいい。

参考:
親は子どものお手伝いさん。いつもお手伝いありがとう。とても嬉しいです〜と子どもに言われて親は一人前。あるべき政治の未来について語ります。福島瑞穂社民党党首&安冨歩東大教授。一月万冊 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=pKxf_tqpYjI

さて、シュタイナー教育は悪くない教育法だ。でも保育園だけが実践しているだけでは意味がなくて、家庭でも理解がある必要があると思う。でも、保育園からのお願いなどを無視している親も多い。ちょっとしたことだが、キャラクターが描かれた服はやめてほしいと言われていても、着て来ている子もいる。

保育園の考えを家庭と共有するにはどうすればいいか。今回のような保護者懇談会のような交流の機会がもっと増やすしかない(そしてオンラインでやってほしい)。

あまり発言できなかったが、いろいろ考えることもあったし、悪くない保護者懇談会だった。次回も参加したい。

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