僕は通常の電話ではなく、SMARTalk という IP 電話サービスを使っている。

スマホの通話料をトコトン安くする | SMARTalk
https://ip-phone-smart.jp/

SMARTalk は基本料金が無料の IP 電話サービスであり、滅多に電話をすることがない僕にはピッタリのサービスだ(現在は新規登録が停止中だ)。

SMARTalk にも無料の留守番電話サービスが付いている。留守番電話のメッセージはメールに音声ファイルとして送られてくるのが便利だ。

ただ問題は留守番電話の応答メッセージを自分のオリジナル音声にできないことだ。デフォルトの女性声優の声での応答メッセージで普通は問題ない。しかし、ここ数日で急にオリジナル音声に変更したくなった。それは COVID-19 の陽性者となったことで保健センター等と電話をすることが急に増えたからだ。

電話嫌いの僕は着信電話は即留守番電話に転送している。留守番電話のメッセージを聞き、僕が折り返しの電話をする必要を感じたときだけ電話を掛けるようにしている。このやり方で問題がないのだ。着信音が鳴って慌てて電話に出るなんてバカバカしくてやっていられない。

今回 COVID 陽性となったことで保健センターから電話があった。これは折り返しの電話をしたほうが良さそうだ。

しかし、何度掛けても繋がらない。電話中だったり、誰も電話に出なかったりする。僕の着信履歴を見たのか、再び電話を掛けてきたが僕は留守番電話設定にしているので伝言が残るだけ。そこで僕がまた電話を掛けても繋がらない。これを何度も何度も繰り返した。

保健センターの電話番号を見ると、固定電話だけではなく、携帯電話からも掛けている。今保健センターは忙しいらしいと、PCR 検査を受けた病院の先生が言っていたが、おそらく固定電話では足らず携帯電話を追加して対応していたのかもしれない。電話の数を増やしたのはいいものの、人が足らないという状態なんだろう。

そこで僕は重い腰を上げて留守番電話の即時転送設定をオフにして、電話が着信できる状態にしたら、向こうから電話が掛かってきてやっと繋がった、というわけである。

反省点としては、こういうときは最初から留守番電話への即時転送設定をオフにしておくべきだったということ。そして、一度こちらから電話をして繋がったものの担当者が電話に出られない状態だったときに、「こちらからx時x分に掛け直します」と伝えればよかった。これならタイミングを合わせれば繋がる。

もー、電話というのはイライラさせられるばかりだ。

話した保健センターの担当のオバサンは先日書いたとおり横柄な人で嫌だった。僕は自宅療養中は健康状態を「My HER-SYS」というサイトで入力する必要がある。その ID をのちほど伝達するとオバサンは言ってきた。僕がメールで送ってほしいと言うと、オバサンは「メールなんて危険なものはとんでもない」と言う。メールは危険だということで思考停止しているのだ。そのオバサンとまた電話をしたくなかったので、留守番電話に ID を吹き込んでおいてもらうことで対応した。最初からメールでやり取りすれば早いのに。ヤレヤレ。

そういう面倒な事態が起きたし、今後もしばらく保健センター等と電話のやり取りをすることがありそう。かといって、極力避けられるなら電話は避けたい。

そこで留守番電話の応答メッセージを使った誘導をすることにした。つまり、留守番電話の応答メッセージで、僕は基本的には電話に出ないのでちゃんとメッセージで要件を吹き込んでほしいと伝える。さらに、メールフォーム用 URL を伝えてそこからメッセージを送ればさらに確実だと伝える、というわけだ。今のところ、個人でこんなことをやっている人は聞いたことがない。僕は時代の先を行っているわけだ。

参考:

留守番電話からのメールフォームへの誘導 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/12/14/answering-machine-to-contact-form/

問題は SMARTalk に留守番電話の応答メッセージをカスタマイズする機能がないことだ。自分のオリジナルボイスにできない。

前置きが長くなったが、そこで「スマート留守電」を使うことにしたのだ。

「スマート留守電」とは文字起こし機能付きの留守番電話サービスである。自動的に文字起こしされた留守番電話のメッセージをアプリやメールで読めるだけでなく、アプリで留守番電話の音声を聞けたり、メールに留守番電話のメッセージの音声ファイルが送られてきたりする。いちいち音声を聞かずに内容を確認できるし、音声で聞くこともできるわけだ。

読める、聞く、新しい留守番電話サービス「スマート留守電(スマ留守)」|ソースネクスト
https://www.sourcenext.com/product/smart-rusuden/

しかしスマート留守電は1年ほど前にやめた。滅多に電話がないので、月 360 円(税込み)の利用料金がもったいないと思ったからだ。

スマート留守電をやめた – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2021/06/10/cancelling-smart-rusuden/

でも現在の電話の頻度を考えると再開することにした。

スマート留守電の利点はは僕のように複数の IP 電話回線を持っていても、スマート留守電を留守番電話に設定できることだ。

さらに気付いたが、僕が使っている格安 SIM サービスの IIJmio はオプションとしてスマート留守電を選択でき、しかもその場合だと月 319 円(税込み)。スマート留守電アプリから AppStore のサブスクリプションを契約するより安く使えるではないか。

スマート留守電 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
https://www.iijmio.jp/hdd/option/rusuden/

IIJmio でのスマート留守電の申し込み方が分かりにくかったのでメモしておこう。

(1)IIJmio のサイトでログインする。

(2)「会員専用ページ>mio モバイル/mioモバイルプラス会員ページ」をクリック。

(3)「モバイルオプション>モバイルオプションの追加」をクリックし、「スマート留守電」を選んで手続きを進める。

(4)手続きが完了すると、メールが届き、ライセンスキー(ID)が確認できるページのリンクが書かれているのでアクセスする。

(5)iOS にスマート留守電アプリをインストールする。

(6)5と同じ端末のブラウザで以下のページへアクセスし、4のライセンスキーを入力、送信。

http://rd.snxt.jp/88828

(7)スマート留守電アプリが開くので画面に従って設定する。

やや設定にわかりにくいところがあったり、アプリを一旦強制終了して再起動しないと転送先電話番号が表示されなかったりしたが、なんとかうまくいった。

メールでも留守番電話メッセージの書き起こしや音声ファイルを受け取るには、ソースネクストの会員登録が必要となる。

また、アプリにはログアウトボタンがない。ログアウトするには一旦アプリを削除して端末から情報を削除し、再インストール、再ログインが必要だ。

それと IIJmio のオプションとして契約した場合でも、スマート留守電を設定する電話番号を複数登録することは問題なくできた。アプリの「電話番号登録」から追加できる。

参考:
IIJmioに乗り換えても留守電は使える?料金はかかる? | すーちゃんモバイル比較 | モバイルから広げる豊かな生活
https://mobile.inest-inc.co.jp/iijmio-voice-message/

スマート留守電 インストール手順 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
https://www.iijmio.jp/hdd/option/rusuden/install.html

IIJmio ギガプランでソースネクストの「スマート留守電」を設定してみる – KuriKumaChan’s diary
https://blog0.kurikumachan.com/entry/2021/07/23/181031