最も恐れていた状況になった。僕も COVID-19 の陽性者となったのだ。

息子が保育園で濃厚接触者になってすぐに郵送の PCR 検査をした。夫婦ともに陰性だった。

3人家族とも体調不良だったが僕だけが悪化したので病院へ行った。そこでも抗原検査および PCR 検査をしたが、どちらも陰性。

それから1週間経っても症状が改善しないので再度病院へ行ったのが昨日。再び抗原検査をして陽性だった。

過去の3回の検査はすり抜けたのか、それともその後感染したのか、よく分からない。

僕は最大限に感染症対策をしてきた。出歩かないこと、そして検査を頻繁に行うこと、という2大鉄則をしっかり守ってきた。自宅で仕事をする身であることもそれが実現できた理由だ。外出は週1回買い物に行くか行かないかぐらいだったし、PCR 検査は2週間に1回は受けるつもりだった。

PCR 検査は気軽にできるものではないが、身近な体調管理として検温とパルスオキシメーターでの記録も毎日続けている。パルスオキシメーターは最近、より信頼できる機種を新たに買った。

問題は家族だ。危機管理に関して家族内で意識のズレがあると、いくら僕1人が気を付けても意味がない。うちのワイフは不要な外出をよくするし、PCR 検査を主体的に受けようだなんて思わない。ネットスーパーは嫌がる。3歳の息子はマスクなんてできないから、ほんらい遊びに出掛けてはいけない。遊びに行くなら車で人との接触がないところに行けばいい。ワイフは毎週息子と教会に行ったりしていた。教会だって今は礼拝のウェブ中継をしている。それを見ればいいんだよ。悪いけれど、僕が感染したのはワイフのせいだと思っている。

COVID-19 が蔓延したここ数年ほど自分の死を意識したことはなかった。僕はまだまだ死にたくない。現在の生活は満足できないものだが、それをより良いものに変えていく意気込みはある。自己実現だけでなく、子どもといろいろなことを体験したい。やりたいことはいっぱいあるのだ。

もしもに備えて、入院用の準備はもう去年のうちからしている。ボストンバッグに着替えや重要事項のメモなどを入れている。

さて、病院で COVID 陽性反応が出ても解熱鎮痛剤が処方されるだった。僕は自宅療養となり、高熱が寝たら解熱鎮痛剤を飲むことを繰り返す。そして回復を祈るしかない、というわけだ。一応若者で基礎疾患がないので大丈夫なはずだと先生は言っていたが、若者で基礎疾患がなくても死亡者が出たというニュースを見た。怖い。

帰宅してから保健センターから連絡があった。その保健センターのオバサンが横柄で嫌だった。嫌いな電話でますますストレスになり、咳で会話ができなくなった。ごちゃごちゃ言ってきたわりに、感染経路の特定について具体的な会話はなかった(たとえば、僕以上に外出しているワイフや息子のことはまったく聞かれなかった)。意味のない仕事をしているのだ。

今後は健康状態を毎日ウェブで入力しなければいけないそうだ。でないとまた保健センターから電話が掛かってくることになる。ヤレヤレ。

ワイフと息子は濃厚接触者に該当するので、すぐに職場および保育園から帰宅した。僕は自宅内で隔離療養、ワイフと息子は自宅待機だ。といっても、おそらく感染元はワイフだろう。ワイフもここ数日咳をするようになったし、息子もあまり元気がない気がする。今日病院へ行くみたいだ。おそらく家族全員感染しているだろう。

僕は 38.5 度近い熱が出ると解熱鎮痛剤を飲む、ということを繰り返している。だるさがあまりないのが幸いだ。咳がときどき出る。いつもは家事は僕の担当だが、最小限にしている。といっても、ワイフの「なってない」家事を見ると自分がやりたくなる。

今一番恐れているのは、症状が悪化すること。パルスオキシメーターの値がここ数日やや低い。もしものために酸素吸入器がほしい。酸素スプレーを一応注文したが、あんなのは数分しか持たないので実はほとんど意味がない。

医療用のちゃんとしたものが楽天市場にあり 20 万円弱だ。生きるためなら安いものだ。でも、ワイフに言ったが買ってくれない。したかがないので妹に買ってもらった。お金はまた返すつもりだ。明日には届く予定だ。