久しぶりに読書論を書こう。

私は読書をする際に、重要だと思った箇所、面白いと思った箇所などには付箋を貼る。

行の上に貼ればピンポイントでマーキングできる。

ページ全体をマーキングしたいときは、ページの角に斜めに付箋を貼る。

ブログに書いたり、言及されている書籍を購入したりといった、何かのアクションに繋がる箇所には下向きに付箋を貼る。

付箋の貼り方でいろいろな種類のマーキングができる。

付箋は半分透明になったフィルムタイプのものを使っている。これで付箋を貼っても文章が隠れない。幅が細いタイプなので、どの行をマーキングしているのかも分かりやすい。ダイソーなどの安い付箋は、付箋を剥がしたあとの糊が紙に残ったりするが、以下の商品は綺麗に剥がせるのも良い。

ポストイット 付箋 フィルム 見出し 9色 44x6mm 20枚×10冊 6801MS
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なかには付箋ではなく、線を引いたり、ページの角を折ったりする人もいるだろう。でも、本に傷を付けたら本を売れなくなるじゃないですか。

「本を売ろうとするのは浅ましい」「本はどんどん汚すべし」などと言う読書家は多い。でも、以下の YouTube でも言っているように、「面白くなければ売ればいい」というスタンスで本を買うほうがどんどん本を買い、結果的に本をどんどん読みやすい。

【UG# 147】2016/10/09 読書のススメ 電子書籍じゃできないリアル本の至極の楽しみ方 – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=c8XsBbRK6Jc

そして実際のところ本を売るケースは滅多にない。大事な本は取っておくし、そこまで重要ではないと思ったけれど一応保管したい本は BOOKSCAN で PDF 化したり、minikura に保存したりする。

BOOKSCAN(ブックスキャン) 本・蔵書電子書籍化サービス – 大和印刷
https://www.bookscan.co.jp/

minikura(ミニクラ)| 安心、簡単に使える収納サービス | 寺田倉庫
https://minikura.com/

ただ子どもが生まれてからは、なるべく家に本を並べるようにしている。子どもが読書する子になるように促すためだ。そのせいで自室に本が増えすぎて大変だ。私はユニット化できてハンドリングしやすいので、カラーボックスを本棚にしている。

アイリスオーヤマ カラーボックス 幅41.5×奥行29×高さ59.5cm パープル/オフホワイト CX-2 : ホーム&キッチン
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付箋の話に戻そう。

付箋を貼ると再読する際にノイズになる。「何が重要か」と思う箇所が前回の読書時の自分の視点に縛られる。コーチングで言うところの「スコトーマが生じる」状態になる。これは避けたい。

それなら最初から付箋を貼らなければいいのかもしれない。でも私は「どこに書いてあったっけ」と探すことがよくある。マーキングはしたい。

それを解決するのが、マーキングした箇所を読書後に転記することだ。転記して付箋を貼れば再読時の邪魔にならない。さらに転記した箇所をブログに書けばあとで検索がしやすい。ついでに他の人の参考になる可能性もある。

ただし転記作業はそれなりに大変だ。私は「一太郎 Pad」という、カメラで撮影した文章をテキスト化するアプリを使って転記効率を上げている。

商品トップ | 一太郎Pad – スマホやタブレットと連携 一太郎Pad登場! | ジャストシステム
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一太郎 Pad は文字認識の精度も高く重宝しているが、それでも転記作業が大変であることに変わりはない。そうすると、転記しようと思っている本を溜め込んでしまうことがある。この前までは 20 冊ぐらい溜まっていた。

でもこれはいけない。やはり読了ごとにどんどん転記作業は進めるべきだ。「転記しなきゃ」というストレスが増えるのは避けたいからだ。溜め込んでいた本は一気に転記した。

転記作業のせいで次の本をポンポン読めないかもしれないが、それでも転記作業は頑張ってやるようにしている。