来年の保育園を探すため、今年はいろいろな保育施設を見学した。

私なりの「ここは NG だな」と思う施設の判断基準の一つは、特定キャラクターに偏っていることだ。家庭ならともかく、ある程度公共性のある施設で特定キャラクターを子どもに強制されるのは嫌だからだ。

ある保育園はやたらアンパンマンのイラストが貼ってあった。ダメだ。

アンパンマンなんて私が特に嫌いなキャラクターである。正義の味方のふりをして、暴力で解決するんだから。悪者を決めつけるような偏見もある。「こいつになら暴力を振るっていい」という論理は最悪だ。

いつも通っている子どもの歯科では、最後にシールをもらえる。乗り物やいろいろなキャラクターのシールから選ばせてもらえる。子どもも楽しみにしている。

一方、もう一つよく行く小児科では毎回強制的にアンパンマンのシールを渡される。診察室もアンパンマンのイラストが貼られていたり、ぬいぐるみがある。

盲目的に「アンパンマンは良いもの」とする時点で思考停止になっている。

アンパンマンは暴力と偏見の象徴である。嫌いだ。