[読書メモ][Kindle]『苫米地式「幸せ脳」のつくり方』(苫米地英人)
- 読書
- 2021/11/23 Tue 04:35
さらに、デートという役割と勉強という役割には上下関係はないこともわかってきます。すべては幻で、すべてが仮の役割なのですから、当然といえば当然です。/だから、あらゆる役割には、上下関係がありません。/もし上下関係があると、差別が生まれます。これは、「ナチスの論理」でもあります。アーリア人は優秀な民族で、ユダヤ人は下等な民族だということはないのです。
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資本主義というのは、“ほどほど”がない世界です。永遠に株価を上げていかないと成立しない世界だからです。地球が枯渇するまで掘り続けるのが資本主義です。そういう世界では幸せにはなれないというのは、よくわかると思います。“ほどほど”を知った瞬間に幸せになれます。「このくらいでいいや」と思った瞬間に幸せになれるのです。
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プレゼントをあげるという行為は、あげる側はうれしいのですが、もらう側はたいしてうれしくないものです。もらっても、本当に使うかどうかわからないし、本当に欲しいモノかどうかわからないからです。
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プレゼントや贈り物は、本来、あげる人の自己満足でしかないのです。
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私が三菱地所(みつびしじしょ)にいたとき、タイムカードをなくすように人事部とかけ合ったことがあります。すると、人事部の人は「残業があるから、タイムカードがあるんだ」といいました。/おかしな言い訳ですよね。「能力がないから残業するのであって、なぜ能力がない人に残業代を払う必要があるのか」と返しました。/もともと9時から5時までで終わる仕事なのに、夜10時までやっている人は、自分で無能だと宣言しているようなものだからです。余計にお金を払うよりも、遅れたぶん、お金を返してもらったほうが健全です[。]
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払えるのなら問題はないし、払えないのならどうしようもないので、「払えません」というだけです。何も悩むことではないのです。