分厚い本だけど、安定のリンボウ先生クオリティーなので楽しめた。

イギリス滞在中のリンボウ先生が、家族に送った手紙を集めたもの。イギリス本・シリーズの元ネタが多くある。

一昨年はリンボウ先生のカルチャー・スクールに行った。今のリンボウ先生はもう半分おじいさんという感じだが、本書には若い頃の写真が載っており、初々しかった。

[レビュー][カルチャースクール]「役に立たない読書のススメ」 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2019/06/23/review-yakunitatanai-dokushono-susume/

80 年代のイギリス生活は、携帯電話もネットもない時代でハラハラの海外体験だ。読んでいてドキドキした。私は 2004 年にイギリス留学した。まだスマートフォンもない時代だ。インターネットはあったけど、今ほど使いやすくなかったので、それなりに不便だった。今では旅行ですらネットなしで海外に行くなんてありえない。。

イギリス社会の魅力は徹底的に考え抜いて制度作りをしているところだ。そして。私がリンボウ先生や岡田斗司夫さんや安冨歩さんなんかが好きなのは、彼らが徹底的に考え抜くタイプの人だから。私は「考える人」なので共感するんだよ。