スコーンを作った
久しぶりにスコーンを作ろうと思い立った。
これまで何度かスコーン作りに挑戦しているが、毎回参照しているレシピは『イギリス南西部 至福のクリームティーの旅』に載っているレシピだ。
お店のスコーンや、ましてや本場イギリスのスコーンには全然敵わないが、我ながら毎回それなりの味のそれなりの見た目のスコーンを作れている。ちなみに私は普段全く料理をしない。家の家事は私の担当だが、唯一料理と料理用の買い物だけはワイフに任せている。
今回は急に作ろうと思い立ったが、家にスコーンで使うような材料はあるだろうと思っていた。しかし悩んだのが小麦粉だ。
家には薄力小麦粉と強力小麦粉の2種類がある。レシピには小麦粉としか書かれていない。
どっちだ。
まあ同じ小麦粉なら大した違いはないだろうと思った。ここでググるべきなんだろうが、何でもかんでもググくるのは悪しき習慣である。この場合の解決方法は簡単で、小麦粉の袋の説明を読めばいい。すると薄力小麦粉にお菓子用と書かれている。どうやら薄力小麦粉が正解のようだ。
ところが所定の分量に足りない。仕方ないので強力小麦粉を混ぜることにした。だから3分の2は強力小麦粉にして作り始めた。
小麦粉の定義はわからなかったが、それ以外はレシピに厳格に従った。ただ小麦粉等をこねると黄色くなると書かれているが、いくらこねても黄色く見えない。何となく黄色っぽい気がした段階でこねるのをやめた。
他にも、こねた後の生地の感じがレシピのイラストとどうも違うように見える。果たして正しくできているのだろうか・・・。
私は手荒れがしやすいので今回は医療用ゴム手袋のようなものをして作業をした。
スコーン作りはワイフが出掛けている最中に作り、サプライズにしようとしたが、作っている途中で帰ってきた。焦った私は「今、爆弾を作ってるんだよ!!!」と言っておいた。粉を混ぜたりしているしね。
レシピの通りオーブンで焼いたが、どうも所定時間になっても白っぽい。食べてみると十分に火が通っていない。何度か焼き直したりしているうちにだんだん固くなっていった気がした。強力小麦粉が入っているし。
出来上がったスコーンはなんだか饅頭っぽい。ふっくらしていない。固いので、饅頭どころかビスケットっぽいかも。色も白っぽい。
味はすごく美味しいわけではないが、悪くはない。料理をほとんどしないわりにはうまくできたんじゃないかな。
チョコレートのデコレーションペンを買ってきて、車が好きな息子用にバスの絵を描いたり、コロ助の型で作ったスコーンに顔を描いたりもした。
コロ助のウィンクがちょっと分かりにくくなった。あとでググってみたところ、スコーンでは薄力小麦粉ではなく強力小麦粉を使う人がいたり、混ぜて使ったりする人がいるようだ。私は間違っていなかったのだ! それにイギリスで食べたスコーンも、ふっくらしたお菓子というよりゴツゴツしていたりして固いのが普通だった。