うちの1歳8ヶ月の息子は、オウム返しに関してはずいぶん前からできていた。すべての言葉をオウム返ししてくれるわけではないんだけど、短い単純な発音の単語なら大抵こちらが言ったことをそのまま真似て言ってくれる。

単語レベルではどんどん語彙が増えている。写真や絵、物を見て名前を言うぐらいなら、加速度的にボキャブラリーが増えている。

うちの子がすごいのはサ行も普通に言えていること。子どもってサ行をタ行で言ったりするのが普通だと思っていたんだけど・・・。息子は天才かもしれない!

さらに最近は本格的な意思疎通ができ始めてきた気がする。

徐々に要求を言葉で伝えることはしていた。それが今では状況に応じて適切な言葉を使ったり、次に周りの人が言う言葉を予想したりして、明確に自分の意思表示しているのだ。ここ1週間程度で急に的確な会話ができている回数が増えてびっくりした。

「ちょうだい」と「貸して」を区別していたりもする。結構抽象度が高い言葉だと思うぞ。

保育園の先生の話を聞く限り、保育園でも話す言葉が増えているそうだ。

言葉のキャッチボールがスムーズにできない現在は、子どもに対して独り言を言ったり、<子どもが喋っている風>に私が一人寸劇をしたりしている。だから、普通に会話ができるようになるのが楽しみだ。

子どもの言葉が増えることで気をつけたいのは、親自身が自分が使う言葉にもっと注意を払わなければいけないということだ。子どもは親の言葉を真似する。言葉だけでなく、それに伴う思考もコピーしてしまう。子育てにおいて悪い影響を与えたくない。だからワイフに言葉遣いを注意することがある。

たとえば子どもが危ないことをしそうなときに、ワイフは「失敗するよ」とよく言う。失敗っていい言葉だよ! 失敗と挑戦はセットなんだから、失敗を恐れると何も挑戦しない子どもになってしまう。失敗しない人は挑戦しない人なのだ。「そうすると危ないよ」ぐらいがいい。

あるいは何かをやらかしたときに、「あーあ」と子どもに対して言うのも良くない。「あーあ」のような、過去を後悔させる言葉は、言われた側はエフィカシーを下げることになる。聞かされるだけで嫌な気分になる。1歳児はトライアル&エラーを繰り返している時期なんだから、「おやおや」ぐらいのニュートラルな言葉にするべきだ。