100 日チャレンジを終え、その総括を書いた。

「読書 100 日チャレンジ」の総括 – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2020/11/11/100-day-challenge-of-reading/

私は「やりたいことがたくさんあるタイプの男」である。やりたいことというのは、仕事も趣味も家族関係も自己実現も健康等の多岐の分野に渡る。

やりたいと思うことがたくさんあるのは素晴らしいことだ。でも、自分というリソースは限られているので優先順位を付ける必要がある。だからこそ、Bullet Journal、30 日チャレンジ、100 日チャレンジ等のツールやライフハックを活用しているわけだ。そうやって日々のルーティンや長期プロジェクトのバランスを考えて実践している。

とは言っても、これは結構難しいです。

優先順位というのは流動的だからだ。個人のプロジェクトは試行錯誤や心境の変化で優先順位が変わることがあるし、家庭を持っていると彼らとの関係で自分のプロジェクトの進行具合が変わったりする。

特に 100 日チャレンジのように、3ヶ月を超えるような長期的なプロジェクトは、「何が何でも 100 日チャレンジを優先する!」とはいかないと分かった。

今回の 100 日チャレンジの目的は「読書に集中すること」だったが、途中に大小さまざまなやりたいことがポップアップしてくる。中には緊急でやる必要があることもあって 100 日チャレンジを休止させたりもした。緊急ではない、細かなやりたいことに関しては、「後でやるリスト」としてメモしておいたけど、そのリストが結構な量なのだ。

それらをすぐにやるべきだろうかと何度も迷った。

だって、「100 日間他のことをしない」という自分が決めたルールで自分自身を縛るのは本末転倒だからだ。それにコーチング的にも、自分の今すぐやりたいという気持ちを大切にするのは大事だとも思える。

これは別の見方もできる。今回の 100 日チャレンジは読書に集中することだったが、それは主に大量の積読の片付けをするのが目的だった。

でも同時にちょくちょく本を買ってしまう。そんなとき、積読の本を先に読むべきか、新しく買った本を先に読むべきか。

完璧主義に陥りやすい私は前からある積読本から読みがちだった。

中谷彰宏さんの本だったと思うけど、冷蔵庫の賞味期限が近いものから食べていると、常に古いものばかり食べることになると書いてあった。それって幸せだろうか。フレッシュな食べ物を食べたいじゃないですか。

読書は本来、今読みたい本を今読むのが一番幸せである。本を買った時が一番気分が高まっていいる時であり、理想としては本を買ったその日のうちに読むべきだ。何なら書店の帰り道にカフェで読むぐらいがいい。

冷蔵庫の古い食べものはバッサリ捨てたいが、家族がいるとそれもできない。でも、読書に場合新しい本を先に読んで、積読本は放っておけばいい。本棚に並べて背表紙を眺めることだって読書である。

100 日チャレンジは自由な個人プロジェクトである限り、今の私には向かないだろう。30 日チャレンジ程度の短いスパンがちょうどいい。

今後の計画はこういったことも考慮していこう。