[ライフハック] 映画そのもの、本そのものを見る
私は DVD などに付いている映画のメイキング映像は観ないようにしている。
だって、白けるから。
映画は映画の中の世界だけで楽しみたい。余計な撮影秘話とか、インタビューとかを観ると現実世界に引き戻されるじゃないか。
分かります。メイキングを観ることで「さらに映画の魅力が分かる」ことだってあることは。でも、たとえそういう内容でも私は白けちゃうのだ。
そういうわけで私の場合、メイキングは最初から観ない。同様にパンフレットなんかも買わない(よほど好きになった映画なら買うかも)。
これは本についても当てはまる。
以前、読書会で著者の性格が悪いと本自体も好きになれない、なんていう人がいた。
そもそも普通の人には著者に直接会う機会なんて普通なくて、ネットなどを通じてしか著者について知る機会はないから心配はしなくていい。だけど、読書会の性質上、著者と個人的に話す機会ができてしまうこともあるようだ。
一般の状況においては、最初から著者について知ろうとしなければいい。余計な「著者のパーソナリティー」なんてのを知ってしまうから、変な感情が生まれてしまうのだ。
読書術の観点では、「著者の立場になって読む」ことは読書において重要なことである。自分の立場を離れず読書すると、内容は十分に理解できない。
でも、著者の情報がバイアスを生むだけなら意味がない。著者の嫌な性格も含めて、著者になりきって本を読めばいいんだけど、それができないなら最初から著者について知らなければいい。
映画そのもの、本そのものを楽しみたい。
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