『TENET』鑑賞前に過去のクリストファー・ノーラン監督作品の復習。

冒頭の時間が逆行するシーンは『TENET』そのもの。最初に見せることで「そういう映画です」という、観ている人へのヒントだね。

前作の “Following” も変な映画だったけど、本作はさらに変。常に「俺は今何をしているんだ」ばかりだから。

時間をさかのることで真実に近付いていくのは面白い。集中して観ないと混乱するが、グッと引き込まれるものがある。

嘘つきに人生をメチャメチャにされるのはおそろしいことだけど、私のサラリーマン時代の課長がそうだった。もうサラリーマンには戻りたくない。

本作は昔1度観たけど、ビールにたんを入れる嫌なシーンだけは覚えていた。私は潔癖症なので。

「ペンがない!!!」と慌てるシーンは、小さいことだけど本人にとっては一大事なんだよね。何かに「取りつかれた男」はノーラン監督の基本テーマだ。

最後はよく分からなかったので、また観返したい。

評価:4/5