[読書メモ]『「どこへも行かない」旅』
pp8-9
もともと、私は観光地というものが嫌いである。観光地には「これみよがし」という感じがある。なにかこう媚びたもの、わざとらしいものがある。その鬱陶しさを私は避けて通りたいと、いつも思っている。
p24
これはただ事ではない。
p119
へそ曲がりと言わば言え。もとより、あまのじゃくは生まれつきの筋金入りだ。
p161
道あれば即ち入る、とこれは私の「旅の信条」である。
p170
もともと面倒くさがりの私は、特に旅をするのが好きというわけではない。旅は、大きな荷物を持って(どういうわけか、大荷物になってしまうのだ)、見知らぬ土地を行き巡るわけだから、やはり難儀だなあという思いが先に立つのである。
p202
ここで私は一財産傾けるほどの資料を買った
p224
イギリスの夏は、私に言わせれば、この地球上でもっとも快適な場所である。
p232
乗馬は、ほぼ完全に「女の趣味」だということである。
pp263-264
ところが、学校なんてところは、団体行動のためにあるような機関だから、運動会、遠足、修学旅行、エトセトラ、何につけても団体行動を基本とするのであった。みんなで同じところへ行って、同じ物を見て、同じものを食べて、そんなのをちっとも面白いと思ったことがなかった。
p266
私は酔っ払いの無駄話に付き合うほど暇ではない。
p266
外したら外したで、それまた旅の愉快な思い出ができるというものだ。
p268
記録しようとする意思を持つことによって、より明確に、焦点のあった物の見方ができるようになるし、その分旅の印象も強く明確に焼き付けられる。
【メモ】
p243:ページ最後の文章が途切れている?