考えながら話すべきか問題

私は以前から「文化系トークラジオ Life」というラジオ番組を聴いている。

文化系トークラジオLifeニュース版|TBSラジオFM90.5+AM954~何かが始まる音がする~
https://www.tbsradio.jp/life-news/

大学院生だった頃からだから、もう 10 年近く聴いている。でも、数年前に TBS ラジオがポッドキャストをやめたせいで、TBS ラジオのアプリか radiko を使うか、Life の公式サイト上でないと聴けなくなった。すごく使いにくくなり不便なので、それを機に Life を聴くのをやめたんだけど、最近は再び聴いている。ツールを駆使して番組をダウンロードし、iPad の使いやすいメディアプレイヤーで聴いている。

先月末の Life は「コロナ以後の『臨場性』を考える」というテーマの放送だった。

そこで出演者のうち3人ぐらいが話がまとまっていない人だった。音声だとそれほど気にならなくても、例えばそのまま文字起こしをすれば支離滅裂だろう。

しかも、そのうち2人は教育者。教えられる側は大変だろうなとおもった。

彼らの話し方は、考えながら話しているようなのだ。最初考えをまとめずに話し始め、話しながら直後に話すことを考えている。着地点を決めずにスタートするから、右往左往している感じ。そのわりに、まくしたてるように話す人ばかりで理解するのが大変だった。いや、理解しなくてもいいのかもしれない。。

言いよどみというのは、誰でも多かれ少なかれしてしまう。「えっと」のような分かりやすい言いよどみならいいんだけど、厄介なのは「例えば」だ。時々、「例えば」じゃないのに「例えば」を使う人がいる!

5月3日放送の「コロナ下の“新・日常”を生きる」で、神里達博さんもわ―っと話す人だった。でも、注意深く聴くと、話に無駄がなくちゃんと整合性が取れている。頭のいい人ならこういう話し方ができるんだろう。

岡田斗司夫さんのトークイベントが YouTube にアップされている。

岡田斗司夫さんのスマート読書・本はやっぱり面白い! (ブックオカ2011) – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=TtcJpshNVXI

その 1:01:30 あたりからの話で、話下手な人はコンテンツを重視しすぎるからいけない。話が上手い人はタイミングを重視してポンポン話すと言っている。

私は話をするのとか下手だ。確かにコンテンツを重視するあまり、独りでグルグル思考の渦の中で考え込んでいる感じ。岡田さんが言うように、思った先からポンポン言っていけばいいのかもしれない。

でも、前述の Life の人たちを見ると、ほんとに何も考えていないと、話はめちゃくちゃになってしまう。

ある程度は全体像や話の構造を意識して話せるようになりたいとおもった。

(よくよく考えると、私の文章はまさにタイミング重視かも。ああでもないこうでもないと、話を巡らせている。私の場合、書くように話せればいいのかな。)

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