1歳時の子どもはそれなりにおもちゃを持っている。お古のおもちゃをもらったり、出産祝いで買ってもらえたものがたくさんあるからだ。

おもちゃは気に入ってくれるものは気に入ってくれるが、すぐにブームが終わって飽きてしまう。特に新しいものに飛びつくので、おもちゃは小出しに差し出すようにしたり、忘れた頃に以前のおもちゃを差し出したりするようにしている。

よく、おままごとセットのようなおもちゃで、マジックテープで接続された食べ物をおもちゃの包丁で切るみたいなのがある。そのおもちゃがうちにもあって、特に子どもは包丁が好きなんだけど、切るんじゃなくて口に入れている。そう、1歳時にとっては、それは「食べ物を切る包丁」ではなく、「口に入れるもの」なのだ。包丁というものを認識していない。

だから、包丁を包丁と認識する年齢になってから包丁のおもちゃを渡すべきであり、それ以前に渡すとただの物質、うちの子どもにとっては「口に入れるもの」にすぎない。おもちゃには必ず適正年齢が書かれているが、ちゃんとそれに従うようにすべきだ。なお、その包丁は包装を捨ててしまったのか、適正年齢が分からないが、おそらく3歳以上だとおもう。

これは、これまで育児に関して何度か書いてきたけど、「原則は大事」ということである。自分の適当な勘や、「何となくそう言われているから」みたいな適当な基準で決めてはいけない。育児書等の専門家が書いた指定をきちんと学び、それに従うべきである。

包丁については、先日口に入れたまま、グッと喉に押し込んでしまったらしく、嘔吐をした。幸い病院に行くような事態にはならなかったけど、安全面でもおもちゃについては指定年齢を守りたい。包丁のおもちゃは一旦しまうことにした。