うちの1歳の子どもは生まれた頃から皮膚が荒れやすく、これまで皮膚科によく通ってきた。

ポイントは小児科でも皮膚科でもなく、子どもの診療に強い「小児皮膚科」に通うことだ。やはりそれが一番の専門家だからね。

とはいっても、小児皮膚科というのはそんなに数が多くない。我が家が通っているのは、電車でも行けなくはないけど、車で行くほうが行きやすい、そういったちょっと不便な場所だ。

そこの皮膚科で前から気になっていたことは、やたら再診を求められること。「では2週間後にまた来てください」「様子を見たいので1ヶ月後にまた来てください」と毎回のように言われる。そのせいで、これまでその病院に何度通ったことか。別の家族がそこに行ったところ、これは子どもだけでなく、大人の診療でも同じみたいだ。

とはいっても、経過観察という意味では、本当は(一見患者本人が治ったと思っても)再度診てもらうのが正しいことだと思う。大抵の病院は1回っきりのことが多いが(病状にもよるけど)、そういう病院は大丈夫なのかと逆に思うようになった。

先生が嫌いじゃないのも、通い続けられている理由の一つだ。若い男性の先生で、ややぼんやりした感じだけど、温厚だし、話がしやすい。

ふと思ったけど、一見ぼんやりしている先生は実はやり手なのではないかと。

そこの病院はいつも混んでいる。だけど、そのわりに待ち時間は長くないことが多い。それはまずメインの先生に見せる前に、看護師さんのような人に一旦話をするようになっているからだと思う。

看護師さんに対して説明し、それを看護師さんが要点を整理してパソコンに入力。あとから入ってきたお医者さんがパソコンの記録をチェックしてから診察に入る。最初からお医者さんが診ていたら、うまく説明ができる患者ばかりではないので、時間が掛かってしまうからね。

また先生による診察中も、パソコンへの入力はヒアリング担当者が行う。よく先生自身が診察しながらパソコンへの入力(最近は手書きよりもパソコン入力で記録する病院が増えた)をする病院は多い。入力作業だって多少時間が掛かる。

そういったことを、ヒアリング担当者・パソコン入力者を間に挟むことで効率化しているのだ。だから、混雑させずに、うまくまわしているようだ。

そこの病院は今度移転するらしい。もうちょっと行きやすい場所になるようだ。また新しい病院でも繁盛することだろう。

昨日行った際は、診てもらう子どもだけでなく、病院への付添者全員が受付で体温を計られた。コロナウイルス対策みたい。おでこに近付けるだけで計測できる体温計で、接触が不要のタイプだった。