目標達成のためのスケジューリングを見直した
私は特にコーチングを知るようになって、意識的に「やりたいこと」をするようにしている。やりたいことをしているときが、最も自分の力を発揮できる。人生をやりたいことで埋め尽くせば、自分は幸せになり、そして社会に多くの価値を提供できると信じている。
ただ問題があることに気付いた。
私はやりたいことが多すぎる!
あれもやりたい、これもやりたい、とやりたいことを挙げていると、そのリストがどんどん長くなっていく。結局中途半端にそれらをちょくちょく実行しているだけなので、満たされない感がある。時間が足りないと焦ったりもする。特にここ1年で子どもができたので、自分の時間を確保するのが難しくなっていることも関係している。。
その解決する方法をひらめいた。
それは意識的に目標達成のためのスケジューリングをすることである。
具体的には「30 日チャレンジ」、「ブレット・ジャーナル」、「100 日チャレンジ」の3つの方法論を併用するのだ。
これまで私は 30 日チャレンジをやっていることをブログに書いてきた。30 日チャレンジは習慣化のためのツールである。毎日やること(あるいはやらないこと)を決め、それを 30 日間続けるチャレンジだ。身につけたい習慣をゲーム感覚で挑戦していく。たとえば、毎日 30 ページ読書するとか、プチ断食をするとか、英単語を毎日 20 個覚えるとか、そういったことを 30 日続ける。あわよくば、30 日チャレンジ終了後もそれを自然と続けられるようにすることを目指している。
もう一つ私がやっていることは、ブレット・ジャーナル(バレット・ジャーナルと呼ぶ人が多い)である。ブレット・ジャーナルはこれまでブログにほとんど書いてこなかったけれど、結構強力なツールだと思っている。
簡単に説明すると、適当なノートにまず現在の月の1ヶ月分の日付を縦に書いて、それぞれの日にやることを書き込む。また別のページに、テーマごと(趣味、仕事、家族のことなど、自分で好きなカテゴリーを決める)にやりたいことのリストを書いておく。そして、また別のページに、今日の日付を書き、今日やるべきことを、1ヶ月のやること、およびテーマごとのやることから転記する。そして今日は今日やることだけを集中してやるのである。次の日は前日に未達成のことを再度転記する。そして実行する。
細かいルールはいろいろあるけれど、要するに今日やるべきことを明確にし、それに集中するのだ。
ポイントは手書きであること。同じことはアプリなんかで簡単に管理できるだろう。未達成タスクを自動的に次の日に移動させることができるはずだ。でも、それだとやらないんだよ。あえて手書きで転記することで、毎日一瞬でも「これはやるべきことか」「本当にやりたいことか」と吟味する、この手順が大事なのである。これを繰り返すことで、何が大事で大事じゃないかが見えてくる。本当にやりたいことが見えてくる。一見地味な、単なるタスク管理術のようで、人生の目的まで考えることになる。私は画期的な方法論だと思っている。もっと早く知っていれば、サラリーマン時代も活用していたんだけどなあ。
以上が、私がこれまでやっていたことだ。30 日チャレンジで小さな習慣を身につけ、ブレット・ジャーナルでタスクを管理してきた。
ただねえ、これらは巨大プロジェクトには対応していない。小さな習慣を身につけたり、小さなタスクを片付けるのには向いているだろう。でも、巨大プロジェクトを達成することにはならない。
冒頭の「本当にやりたいこと」というのは、大抵は巨大プロジェクトなんだよ。ちょっとした習慣やタスクならすぐにやってしまうものだから。
たとえば、英語を本腰を入れて勉強したいとか、その他の外国語をやってみたい、ルービックキューブを極めたい、チェスを学びたい、未鑑賞の山ほどあるテレビドラマを観たい、などといったことは、ちょくちょくやっているんだけど、結局中途半端になっている。やりたいけど、中途半端で止まっていることにフラストレーションを感じていた。
ではどうすればいいか。それは、100 日チャレンジとして、1テーマごとに 100 日間みっちり取り組むのだ。大抵のことは3ヶ月、つまり 100 日程度で結構なレベルになれるものなんだよ。ただし、100 日間、<朝から晩までやる>場合である。ちょこちょこやるから身につかないわけで、本腰を入れて 100 日みっちり集中すればいい。
英検なんかもダラダラちょこちょこ勉強するからいけない。100 日しっかりやれば合格できる。子どもの習い事でも言えることで、週1回通うぐらいでは結局身につかない。プロに付いて週3回ぐらいやると、特に子どもなんて「すごいこと」になる。
というわけで、これまでの 30 日チャレンジやブレット・ジャーナルは継続するとして、新たに 100 日チャレンジをやることにした。
そのためにはまずは雑用を片付けよう。最近やっておきたい雑用のリストがブレット・ジャーナルにたくさん溜まっているので、期間を決めてざっと片付けたい。そうやって、モヤモヤを取り払った上で 100 日チャレンジを始めよう。
何を 100 日チャレンジとしてやりたいかをリストアップし、優先度の高いもの、やりたい気持ちが高いものから始める。1つ目が終わったら、ちょっと休憩をし(この期間に別の雑用を片付けるといいかも)、また2つ目の 100 日チャレンジをする。これを繰り返していく。イメージとしては以下のような感じ。
雑用→ 100 日チャレンジ1→休憩(雑用)→ 100 日チャレンジ2→休憩(雑用)→ 100 日チャレンジ3→休憩(雑用)・・・
100 日チャレンジ中も気晴らしとしてやるミニタスクがあってもいい。そのあたりはブレット・ジャーナルのリストにあるものをやればいい。
また追ってその実行結果を報告します。