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読書はあいかわらず自己形成の王道だと思う。

p6
少なくともある時期に大量に本を読まなければ、著作活動を持続するのは難しい。書くことは読むことの氷山の一角だと私は考えている。

p45
年間およそ4万種類、15億冊の本が生産・印刷されている。

p46
日本には聖書のような唯一絶対の本、すなわち the Book of Books がないから、たくさん本を読む必要があった

p50
「本はなぜ読まなければいけないのか」という問いに対する私の答えは、まず何よりも「自分をつくる最良の方法だからだ」ということだ。

p58
人と楽しくコミュニケーションをする中でももちろん人間性は養われるが、一人きりになって静かに自分と向き合う時間も、自己形成には必要だ。

p69
読書は、もちろん知性や情感を磨くものでもあるが、同時に、複数の優れた他者を自分の中にすまわせることでもある。

p153
脈絡のある話し方は、どのようにしてできるのか。それは、相手の話の要点をつかみ、その要点を引き受けて自分の角度で切り返すことによってである。

p166
オングは『声の文化と文字の文化』(藤原書店)の中で、人類の言葉の歴史から見て、話すことと書くことには決定的な違いがあり、「自然な口頭での話しとは対照的に、書くことは、完全に人工的である」と言っている。