[読書メモ]『スウェーデンの保育園に待機児童はいない』
p13
日本人だがイタリアで生まれ育った夫の目には、仕事と通勤だけで一日が終わってしまう日本のサラリーマン生活が異常なものに映ったようだ。
p13
日本の生活しかしらなかったわたしは、なんとかここで耐え抜くことだけを考えていた。
p14
わたしは、どちらかというと夏より冬、海より山が好きなタイプだ。
p41
スウェーデンのアパートに必要なものといえば、いくつものランプだ。こちらでは天井に蛍光灯が明るく輝いているということはない。いわゆる間接照明として、明かりを抑えたランプをいくつも使うのが一般的だ。
p69
こういったセミナーや講座に参加してみてとてもスウェーデンらしいなと思ったのは、必ず途中でフィーカ(お茶)タイムがあることだ。
p69
フルーツといってもカットフルーツではない。バナナやリンゴ、洋ナシなどがそのままドンと出てきて、リンゴや洋ナシは丸かじりする。
pp131-132
子供にミオやミロ、キムといった男女どちらでも使える名前をつける親も増えている。性別という前提に惑わされずに生きてほしいという願いの表れだろうか。
p165
日本とはちがうなと思ったのが、子供を “カテゴリー分けしない” 点だ。
pp165-166
「○○くんは XX なのに」というような、人と比べる言い方もタブーである。同じく、「お兄ちゃんなんだから」「もう○歳なんだから」といった世間の平均値を基準にした発言もしない。子供の個性を認める育て方をするのなら、その子のみを見つめるべきであり、他人との比較はやってはいけないことなのだ。/この概念は社会に置いても徹底されており、入学試験や成績別クラスなど、子供を成績で振り分けるようなことは禁止されていいる。
p178
[離婚した] 親の新しいパートナーは「ボーナス・ママ」「ボーナス・パパ」と呼ばれることもある。自分の新しいパートナーの子供は “ボーナス・チャイルド” になる。そこから派生して “ボーナスおばあちゃん” とか “ボーナスいとこ” なんかもできていく。
p190
スウェーデンには基本的に転勤というものはない。
p215
スウェーデンでは家事も育児も夫婦で分担するし(夫が “手伝う” というスタンスではない)