広島の交通系 IC カードに「PASPY(パスピー)」というものがある。

広島県交通系ICカード:PASPY
http://www.paspy.jp/

つい最近までバスや路面電車、アストラムラインは PASPY しか使えなかった。それがやっと 2018 年から Suica 等の全国の交通系 IC カードが使えるようになった。

PASPY地域 スイカ利用可能に 広島、来春から  :日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASJB28H3W_Z20C17A9LC0000/

[PDF] 2018 年3月 17 日より全国相互利用が可能な交通系 IC カードがアストラムラインでご利用可能に!
http://www.astramline.co.jp/sabisukaishi.pdf

これで Suica のみで広島を自由に移動できるようになった! バスだろうが路面電車だろうが、JR、宮島へのフェリー、アストラムラインだろうと何だろうと、Suica が使えるわけだ。

試しに以前は PASPY しか使えなかったアストラムラインで Suica をタッチしたら普通に使えた。ただ、Suica 等が使えると分かりやすく書いていない。PASPY と ICOCA のマークは分かりやすく表示してあるのに・・・。

ちなみに路面電車での PASPY の使い方が少し分かりにくい。路面電車では「入口」と書いてある出入り口から入り、そこでタッチ。降りる際は「出口」(先頭および最後尾)から降りる際に再びカードをタッチする。路面電車は市内は定額だが、宮島線へ接続すると料金が変わるので、降車時に料金が引き落とされるようだ。

私は広島には年に1度程度しか帰省しない。だから広島でしか使えない PASPY を寝かせておくのは無駄である。実家の両親に渡すという手もあるが、そもそも親はあまりバスや路面電車を使わない。

そういうわけで、今後は Suica 一本化することにした。そのためにこの間の帰省中に PASPY を払い戻しすることにした。

PASPY は県内のバスや電車の各事業者が発行しており、それぞれ色が違う。コレクターなら全部集めたくなるかもしれない。私はアストラムラインおよび芸陽バスの PASPY を所持している。

その2枚の PASPY を払い戻ししようと、広島駅の広島電鉄の窓口(路面電車の窓口)に行ったら、そこでは払い戻しができないという。PASPY の払い戻しは、その発行事業者でないとできないのだそうだ。

アストラムラインはアストラムライン駅、芸陽バスは芸陽バスの窓口でしか払い戻せない。どちらも窓口が広島駅にはない。仕方がないのでバスセンターまで行った。バスセンターにはすぐ横にアストラムラインの県庁前駅があるし、バスセンターに芸陽バスの窓口がある。

広島県交通系ICカード:PASPY ー 事業者情報
http://paspy.jp/enterprise/index.html

広島県交通系ICカード:PASPY ー ご利用方法 ー 払い戻し
http://www.paspy.jp/use/refund.html

まずはアストラムラインの窓口へ行った。

払い戻しではカード残高および発行時に支払った 500 円が返金されるが、その際 200 円の払い戻し手数料が差し引かれる。

無事アストラムラインの PASPY を払い戻しでき、このまま芸陽バスの払い戻しもしよう・・・と思いきや、名古屋への新幹線に遅れそうになったので、急いで広島駅に戻った。芸陽バスの PASPY は次の帰省時に払い戻そう。