pi
本書が想定する読者対象は「自分でプログラムが組める人」ではなく、「単に商用プログラムをブラックボックスとして使っているユーザ層」です。

p38
単に「書いてあるとおりに打てばいい。これはただの作業だ」と思って取り掛かると、どうしても、「『/』の数が合わないよ」みたいなミスに陥ります。

p42
「初心者はディレクトリ構造の中で迷子になりやすい」

p126
ことサーバに関しては、「知識を手書きノートではなくスクリプトにまとめていく」というコンセプトをぜひ意識してください。

p135
「明示的に意識することなく裏で走らせておくプロセス」のことをデーモン(天使というような意味です)と呼びます。

p140
稼働系は 3TB 以下とし、それを越える分についてはアーカイブ系に待避する運用ポリシーを徹底することとした。

p144
自作サーバ管理とは「現代における禅の修行」ともいえる側面があります。

p149
筆者グループで、この要がキチンと機能するようになった転機というのは、運用リーダーである筆者自身(置き換えて考えれば、読者のあなた)の「考え方の転換」にありました。

p152
日常のコンピュータ利用技術なんてのは『専門』じゃなく『生活能力』なので、指導的社会人を目指すなら当然身につけよ[。]

p152
普通に生活してきた身にとって、情報通信技術上の新しいコンセプトは、理解に一呼吸かかるものですが、一度理解してしまうと、これはコンピュータを使わない場面においても、たとえば「会社での組織づくり」や「情報伝達のルール作り」、「書類の保管/閲覧方法」などにも活用できる汎用的な考え方だということに気づきます。