[読書メモ]『勝間式 食事ハック』
- 読書
- 2019/02/25 Mon 06:45
p6
現代の食生活では加工食品と外食の罠があり、「自炊」を中心にしない限り、現代の日本ではどんなにがんばっても、肥満の罠に陥ってしまうし、たとえば体重が標準であっても体脂肪や内臓脂肪がどんどんつくということがわかりました。
p9
だいたい加工食品が出回り始めたのも、みんなが安く安くということでコストばかり追及した結果ですので、コストよりはぜひ、コスト当たりの栄養価を追及してほしいと思います。
p28
私たちは短期に重要なことばかり毎日やってしまい、中長期的に重要なことは全て後回しにする傾向があります。その結果として、食生活を整えたい、野菜を食べたいと思っていても、なかなか優先順位が上がらないのです。
p33
これらは全てカラクリがありまして、低脂肪の場合は砂糖を増やして、低糖の場合は脂肪を増やしておいしくしたりして、味をごまかしています。
p58
こういったプラントベース・ホールフードの食事を推奨し、肉食をなるべく避けようと言うと、多くの人は直感的に「反感」を覚えます。/それはなぜかというと、自分自身が不健康な食生活を送っていることや、自分が貧困ビジネスに囚われていることを認めたくないからです。そして、「スティーブ・ジョブズは菜食主義者だったけど早死にした」といったような、限定された個別の事例を用いて反論しようとします。
p78
一度ゼロベースで物事を見直してみましょう。ゼロベースというのは、とりあえずこれまでの過去を忘れて全てリセットした場合にどのような方法が最適化ということを今一度考え直すという、コンサルティングのテクニックです。
p81
ではなぜ、みんなこれをしないのでしょうか。/まずホットクックのような機械があるということを知らないケースが多いです。/次に、知っていたとしても、3万円から6万円するこの機械に投資をすることを避けます。さらに買えたとしても、置く場所がないのです。
pp84-85
どうしても私たちはこれまでやってきたことを大事に思いたがるので、ついつい手作りとかそういうものに価値を置いてしまいますが、ゼロベースで考えた場合に本当に価値があるものかどうかということについては、考え直す必要があると思っています。
p92
私がオール電化でも IH レンジ台はあまり好きではないのは、明らかにそれはガス台の劣化コピーだからです。
p93
なぜ炊事だけこれまでのマニュアルにこだわっているのでしょうか?
p105
近年アスリートの世界では、食事を整えることによって記録を伸ばそうという考え方が主流になってきています。
p106
仕事に自分の体力を投入できるということは、平たく言うといつもやる気に溢れているということになります。
p115
目分量と勘が料理をまずくする
p160
玄米や全粒粉のパンに慣れていると、白いご飯やパンを食べるとまるでお菓子のように感じるでしょう。実際お菓子に近いのです。
p189
私の知り合いのミシュランで三ツ星のお寿司屋さんは米の水分量も調味料も、全て測るそうです。三ツ星のお寿司屋さんが測っているのに、私たち素人が測らずにうまくいくわけがありません。
pp235-246
家の冷蔵庫の中にあるものは、長くても大体3日から4日で食べきれるものしか入れていません。
p246
英会話についてはあまりにも多くの人が大量の時間とお金を使って習得しようと試みていますが、果たして現在の日本において英語ができることと短時間でおいしいものが料理できること、どちらのほうが幸福度に貢献するでしょうか?
p251
新しいやり方ですからなかなかまだ浸透していません。そしてどうしても通常の鍋やフライパンを使ったほうがおいしいと信じている人も多いと思います。/それはなぜかというと、これまでのやり方の否定になるし、これまでの努力の否定になるからです。