ワイフの携帯電話をソフトバンクから IIJmio へ移行することについて書いた。

ソフトバンクで譲渡の手続きをしてきた – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2019/01/26/transfering-numbers-at-softbank/

ガラケーの住所録を iPhone に移行する – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2019/01/27/transfering-addressbook-from-feature-phone-to-iphone/

[IIJmio] ファミリーシェアプランに MNP で音声 SIM を追加する – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2019/01/28/adding-sim-to-iijmio-family-plan/

その後すぐに SIM カードが届いた。すなわち以下のようなスケジュールだ。

1/25 ソフトバンクで電話番号譲渡の手続き
1/26 My Softbank で MNP 転出の手続き、および IIJmio で MNP 転入の手続き。本人確認審査完了メールもすぐ届く。
1/28 IIJmio から SIM カードが届く。← 今ここ

すごいスピードで処理してくれる。

まずは「おうちでナンバーポータビリティ開通手続き」という案内に従って、開通の手続きをする。指定番号に電話して(どの電話から掛けてもいい)、音声案内に従って SIM カードに書かれた番号を入力。手続きはあっという間に完了する。だいたい 10 分ぐらいで開通の案内メールが届き(IIJmio に登録したメールアドレス宛て)、ちょっとすると実際に開通する。

IIJmio の SIM カードは転入手続きの際「マルチ SIM」と表示されていて、何だろうと思っていたら、届いたカードを見て感心した。1枚のカードに切り取り線があり、自分の携帯電話の SIM カードサイズに合わせて、標準 SIM、Micro SIM、Nano SIM の好きな位置でカットできるようになっている。

iPhone に SIM カードを入れて、まずは Apple ID の設定を・・・と思っていたら、別の iOS をすでに使っていれば(今回は iPad を使っている)iPad に表示されるグニャグニャ動く絵を iPhone のカメラで読み込ませると認証が完了。Apple ID や Wi-Fi の設定が自動で完了する。最近の iOS は進化してる!

IIJmio 用の APN を指定するため、プロファイルをインストールし、iPhone を再起動。

iOS APN構成プロファイル | IIJmio
https://www.iijmio.jp/hdd/devices/config.jsp

開通手続きが順調に進んでいれば、回線が使える状態になる(圏外ではなく docomo などと表示される)。

***

しかしこのままでは留守番電話機能がない。

IIJmio には2つの留守番電話サービスが用意されている。一つは通常の留守番電話で月 300 円。

音声オプション(タイプD) | 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) | IIJmio
https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/voiceopt.jsp

もう一つはスマート留守電で月 290 円。スマート留守電は留守番電話の音声に加えて自動書き起こしができたり、メールや LINE にその内容を転送したりもできる。

スマート留守電 | 格安SIM/格安スマホのIIJmio
https://www.iijmio.jp/hdd/option/rusuden/

実は私もスマート留守電を愛用している。いちいち内容を聞かずに、書き起こしてくれるんだから便利だ。

ただ今回は無料で留守番電話を実現する方法にしてみた。それは「FUSION IP-Phone SMART」を使う方法だ。

スマホの通話料をトコトン安くする | FUSION IP-Phone SMART
https://ip-phone-smart.jp/

FUSION IP-Phone SMART は基本料無料の IP 電話で、使った通話分だけ課金される。そしてその留守番電話は無料なのだ。すなわち IIJmio の電話を 15 秒後あたりで FUSION IP-Phone SMART に転送するように設定しておけば、無料で留守番電話が使えるわけだ。

FUSION IP-Phone SMART は着信通知および留守番電話の伝言があった場合、メールで番号とその音声(wav 形式)が添付ファイルで届くようになる。通常の留守番電話よりも、音声ファイルとしてメールに残せるのが記録になるからうれしい。

まずは FUSION IP-Phone SMART でアカウントを作成する。その際クレジットカードの登録が必要だ。

また、着信があった際にすぐに留守番電話になるようにアカウントページで設定しておく。

次に IIJmio で着信転送の設定をする。以下のページに従えばいい。

音声オプション(タイプD) | 音声通話機能付きSIM(みおふぉん) | IIJmio
https://www.iijmio.jp/hdd/miofone/voiceopt.jsp#transfer

具体的には
(1)転送先電話番号(今回は FUSION IP-Phone SMART の番号)を設定。
(2)「転送でんわサービス」開始設定。
(3)呼び出し時間の設定。たとえば「20 秒後に転送」のようにする。

これで無料の留守番電話が実現した。留守番電話にメッセージが入るとメールで番号が通知され、音声データが添付ファイルで届く。特にメッセージがなければ番号だけがメールで通知される。