p4
そして、このような相談の前にかならずつく「枕詞」があります。/それは「ネットで見たんですけど・・・・・・」という言葉です。

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マタニティライフ、子育ては、長い人生のなかで、もっともすばらしい時間のひとつです。

p54
つわりが起こる理由は、いまだに明らかになっておらず、解決法も明確なものはありませんが、僕は、ママの身体が赤ちゃんを生む身体に変わるために、身体をデトックスして、ピュアな状態に戻そうとしている時期なんだろうと思っています。

p63
カフェインはコーヒーや紅茶以外にも、緑茶やチョコレート、コーラなどにも含まれているので気をつけましょう。

p91
通常、ビタミン A の過剰摂取は、レバーを毎日食べすぎるなど、かなり極端な食生活をしないと起きないものですが、サプリメントだとうっかり摂りすぎになる可能性があります。

p131
母乳育児に熱心なママは、ほかの面でも、子どもに目をかけ手をかけ、教育熱心なところがあるから、頭のいい子が多いのではないかな? と僕は思います。子どもを育てる栄養は、口から入る食べ物、飲み物だけでなく、見るもの聞くもの、体験するもの、総合的なものだと思うからです。

p136
何がストレスになるかも、人によって違いますよね。/禁止されたほうが安心する人もいれば、禁止されることがストレスになることもあります。

p150
晩産化もあり、いまは5人にひとりの割合で、帝王切開で赤ちゃんが産まれています。

p151
ブラジルなどでは、お金持ちは自ら望んで帝王切開を選び、お金がない人が自然分娩をするという風潮があるからです。

p157
検診や診察のときに、妊婦さんや産婦さんから、「ネットに書いてあったんですけど」と、根拠のないことを言われたら、僕は「そこに書いてあるのは、あなたのことではないよね?」と答えることがあります。

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気になることがあったときには、「ネットに書いてあったんですけど」ではなく、「私はこうなんですけど」と、医師や助産師に相談してください。/「私はここが心配なんですけど」「私のこの状態は、大丈夫なのでしょうか?」と自分の言葉で聞いてほしいと思います。