名古屋の Uber 乗車レビュー

以前 Japan Taxi アプリのレビューを書いた。

右足の甲を痛めた & 「JapanTaxi」アプリレビュー – 読書ナリ
https://dokusho.nary.cc/2018/10/18/hurted-right-foot/

その時は日本のタクシーへの不満を述べ、私が住んでいる名古屋にも早く Uber がサービスインしてほしいと書いていた。

その時は知らなかったけど、9月に名古屋で Uber が始まっていたんだね。

ウーバーが名古屋に上陸、タクシー配車開始 | ロイター | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
https://toyokeizai.net/articles/-/236751

対応範囲はまだ一部みたいで、公式サイトで確認できる。

名古屋 でドライバーとして、または乗客として Uber を活用しましょう | Uber
https://www.uber.com/ja-JP/cities/nagoya/

というわけで、Uber を使ってみたくて、あらかじめ iPad にアプリをダウンロードし、アカウントを作成しておいた。アプリはユニバーサルアプリなので iPad でも美しく表示される(Japan Taxi アプリは iPhone 用を iPad で表示するしかない)。

クレジットカードもアプリに登録しておいた。JCB も大丈夫だった。これですぐ乗れる状態になれた。

ちょうど昨日ちょっとタクシーを利用したいシチュエーションになったので利用してみた。

アプリからタクシーを呼ぼうとすると携帯電話の登録が必要だったので登録した。

Uber は来てもらう場所はもちろん、目的地もアプリであらかじめ入力する。場所は検索もできるけれど、地図上でビジュアルに登録できるのは便利だし、自宅等のよく行く場所はお気に入りとして登録しておくもできる。アプリを開いた際に、地図上で付近にいるタクシーが表示されるのも面白い。

乗車場所、目的地の登録は Japan Taxi アプリでもできる。だが、Japan Taxi は目的地は結局タクシーに乗って再度伝えなくてはいけない。普通のタクシーと同じなのだ。特に有名ではない場所の場合、住所を伝えたりするのが前時代的で私は大嫌いだった。Uber は目的地を口頭で伝えなくていいのだ。これだけでも Uber が好きになれる。

さて、タクシーを呼んでから到着時間があと何分か表示されるし、タクシーのナンバーおよび運転手さんのプロフィールも表示される。運転手さんの顔写真付きなのも分かりやすいし、過去の Uber での運転回数やユーザーからの評価の平均も分かる。車種が表示されるが、私は車に詳しくないので参考にならなかった。車の現在位置も地図上に表示されるので、リアルタイムでトラッキングできる。

最初5分で来ると表示されて待っていたが、なかなかタクシーが動かない。同じ場所でクルクル回ったりしていた。15 分ぐらいして、そのタクシーがキャンセルになったとの通知が来た。どういうことだろう。

改めて別のタクシーが検索されてこれも 10 分ほどで来ると表示されたが、道路状況は考慮されていないので、信号やら渋滞やらで実際はもっと時間が掛かり、結局タクシーに乗れたのは最初に乗車予約をして 45 分も掛かってからだった。外で寒かったよ・・・。

タクシーが近付くと「もうすぐでタクシーが到着します」という通知が iPad に来る。

まだ名古屋は Uber 対応タクシーが少ないのかもしれない。Uber は予約もできるようだから、あらかじめ時間を指定して乗車する方がいいかもしれない。

東京の Uber はいい車で迎えに来るなどとネットのレビューに書かれていたので楽しみにしていたけど、やって来たのはトヨタのクラウンのセダン。ルックスは普通のタクシーと同じ。この点はガッカリした。前述の東洋経済オンラインの記事に書かれているとおり、第二フジタクシーのタクシーだった。

Uber アプリには自分のプロフィールとしてフルネームを登録していた。乗車時には名前を聞かれたので名字を言うと、運転手さんには下の名前しか分からないみたい。海外のサービスだからだろうね。日本で下の名前をいきなり言うのが照れくさいなら、フルネームを乗車時に伝えるのがいいかも。

運転手さんは中年のおじさんだった。

乗車すると前述の通り、行き先を伝えなくてもよい。今回は自宅までの利用だったので通常なら住所を伝えたり面倒なんだけど、行き先を伝えなくてもいいのは便利だよなあ。ただ、好みの順路はあるかと聞かれた。私は特にないと伝えた。

iPad のアプリを見てみると、出発と同時に行き先までの到着予定時間が表示された。これも便利。

車内には iPad mini が取り付けられており、運転手さんはそれをナビにしていた。ナビは Yahoo! のカーナビアプリっぽかったけど、運転手さんの Uber アプリと連携しているのかなあ。

住宅街の分かりにくい道だったこともあり、途中「こっちの道がいいですかね」と iPad mini の地図を指しながら何度か確認された。iPad のナビを信用していないんだろうけど、いちいち確認されるのは面倒な気もした。ナビ通りに行ってくれればいいんだよ。

到着すると領収書がいるかと言われたのでいると言ったら、普通のレシートをもらえた。運賃以外に固定迎車料が 200 円だった。

5分ほどして運転手を評価するようにとの通知がアプリに来た。パッとしない運転手さんだったけど、一応5つ星にしておいた。同時にメールでレシートとして運賃と経路のマップ画像が届いた。これは記録になるし嬉しい。そして領収書としても、普通の値段しか書いてないタクシーのレシートよりは、こういう詳細が書かれたレシートの方が正しい形だと思う。

なお、私はネットで見つけた「プロモーションコード」をあらかじめアプリに登録していたので、今回は無料だった。プロモーションコードは 1500 円分で、今回の運賃がそれ以下だったからだ。なお、おそらくプロモーションコードは初回のみに使えるようだ。

通常なら登録クレジットカードから引き落とされる。そう、Uber は降車時に支払いが発生しない。自動で引き落とされるだけだ。これも Uber が好きになれる要素の一つだ。急いでいるときに支払いをするのはイライラしてしまう。いまだに現金オンリーのタクシーがあったりするとなおさらそうだし、クレジットカードが使える場合も時間が掛かる。電子マネー対応のタクシーは名古屋は見たことがない。支払い作業を降車時にしなくていい Uber は嬉しい。

こんな感じで、微妙になところもなくなかったけれど、それは Uber そのものの問題というより、日本の既存のタクシー業界に Uber を押し込んだことで生じる問題のような気がする。運転手さんもまだ「こなれていない」感じだった。ただ、少なくとも通常のタクシーを使うよりは断然 Uber がいいと思えた。今後も名古屋の Uber 対応タクシーが増えますように!

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