私は年 365 冊読書することを目標にしているんだけど、今年はイベント運営やらであまり本が読めておらず、現時点で 130 冊弱だ。せめて年末までに 200 冊は目指したい。

本が読めていないとはいえ、買う本の量は今までと変わらない。電子書籍がどんどん増えて「今買わないと絶版になってしまう」というようなことがなくなったので、慌てて買う必要は以前よりは減った。しかし、それでも大多数はまだまだ紙の本なので、入手しにくそうな本ほど見つけたらすぐ買うようにしている。

そんなわけで、今年はどんどん「積ん読」が増えていき、仕方ないので “積ん読用の” 本棚を買った。簡単なカラーボックスだけど、下手に普通の本棚を買うよりは、複数ボックスを買っても自由に配置がしやすいカラーボックスが便利だ。そして 1500 円程度なので安い。

たくさんある積ん読を本棚を買うことで整理できた。でもまだ問題がある。

冊数が多いと、積ん読本をいかに管理するのかが大変なのだ。私は自分の部屋の本棚だけでなく、家族用の本棚にも積ん読本を置いている。机の上にも積んでいたりする。複数人で読んだり、読む本の優先順位を分かりやすくするために(机の上の本は優先順位が高い)、どうしても分散して置くことになる。

さらに、Kindle および PDF で読んでいる本もある。積ん読は紙の本だけじゃなくて、電子書籍端末内にも複数の未読本が入っているのだ。私は Kindle を外出用、枕元用、リビング用と3台使っている・・・。

もうグチャグチャです><

(こんな感じで本を巡るあれこれについて、読書好きの人と話ができるイベントを開くのも悪くないと少し考えてる。)

何も考えずに片っ端から読んでいくのも手だけれど、あと何冊ぐらいあるのかとか、読む優先順位が高い本が他の本に紛れないようにもしたい。どこに置いている本なのかも把握したい。

情報カードを使ったりする方法も考えたけど、冊数が自動的に更新され、全体像を簡単に把握するには、アプリを使うのがいいだろう。オンライン、オフラインともに蔵書管理系のツールはいくつかあるが、積ん読に特化し、さらに自分に必要な機能があるツールは見つかりそうもないので、それなら自分でアプリを作ることにした。

アプリを作るといっても、FileMaker を使えば簡単だ。私のようにプログラミングの知識がほとんどなくても、比較的簡単にアプリが作れてしまう。

あらゆるタスクに対応するカスタム App の作成 | FileMaker — An Apple Subsidiary
https://www.filemaker.com/jp/

アプリのラフスケッチ。

そんなわけで1日掛かりで作りました!

私はスマートフォンよりも iPad を常用しているので iPad アプリだ。アプリでは以下のようなことができる。

・アプリへの本の登録は簡単。紙の本は ISBN をバーコードで読み取れる。本のタイトル、著者名、書影(カバーイラスト)を自動表示。
・積ん読の冊数を表示。
・積ん読と読書中の本を分けて一覧表示。
・各本のフォーマット(紙の本、PDF、Kindle など)を簡単に確認できる。
・3台ある Kindle のどの端末かを区別して表示できる。
・オプションで購入日、読書開始日を記録できる。
・読了すると「読了」と大きく表示される。
・読む優先度(高・中・低)を設定でき、「高」は色付きになる。
・Kindle Unlimited でレンタル中の冊数を表示できる。
・再読する本に印を付けることができる。

本当は Amazon の API が使えるといいんだけど、その方法は難しそうなので楽天の API を利用。そのため、Kindle の本は検索できない。楽天市場は洋書を扱っていないので、洋書も検索できない。検索できないものは手入力でタイトルを入れる必要がある。書影はなしだ。

また、紙の本はバーコードから簡単に登録できるけど、PDF(自炊した本)は手入力で ISBN を入力すれば書籍を登録できる。

それと日本の書籍は ISBN の下に JAN コードのバーコードが並べて印刷されている。バーコードでの書籍登録時に、下の JAN コードを読み取らないように指なりで隠す必要がある・・・。

こういうデメリットもあるけれど、自分用のアプリなので、自分に必要な機能を盛り込んであるので、我ながらすごく便利だ。

このアプリを利用してバリバリ積ん読を消化していこう!

長くなってきたので、具体的なアプリの紹介は次のエントリーに書こうと思う。

参考:
FileMakerで楽天APIを叩く【楽天商品検索API編】 – Qiita
https://qiita.com/nagaikao/items/bb266edf3db5636ce81c

iPad/iPhone 向けカスタム App 無料サンプル | FileMaker — An Apple Subsidiary
https://fmgo.jp/detail.php?recid=326