所沢航空発祥記念館の大型映像館に行ってきた
最近は映画は 3D だけじゃなく、4D やらいろいろ出てきた。私的にはそういう映画館がアトラクション化することは邪道だと思っている。内容さえ面白ければ、そういう小細工などなくても十分エキサイティングだ。それが映画だ。
そして、映画を映画館で観る最大の醍醐味は大きなスクリーンで観られることだと思う。それは大きければ大きいほど圧倒される。だから IMAX のような上映が、ただスクリーンが大きいだけなのに、満足度が高くなる。
今回関東旅行に行った際に、巨大映像を観られるという所沢航空発祥記念館の大型映像館へ行ってきた。
所沢航空発祥記念館 – 大型映像館
https://tam-web.jsf.or.jp/?page_id=87
場所は埼玉県所沢市の航空公園駅の前にある。神奈川のホテルから1時間半掛かった。
大型映像館は所沢航空発祥記念館内にある。記念館に向かう途中と、記念館前に飛行機がどかんと置かれてある。今回は映像館のみを目的としたけど、航空関連の展示もいつか見に行きたいと思った(遠いのが難点だけど)。
記念館の建物に入ってから、映像館のチケットは展示室入り口の受付で買う。620 円だ。
日に4回上映をやっており、今回は朝 10:20 分からの上映を鑑賞した。記念館に向かう途中で電車が遅れて、上映に遅れるんじゃないかとハラハラしたが、普通に間に合った。
行ったのは日曜日だったが、それなりに人はいたものの激混みというわけではなかった。
映像館内に入るとスクリーンの大きさにビックリ。台湾の IMAX シアターやイギリスの BFI IMAX を思い出した。スクリーン前には柵があり、柵の下の方までスクリーンがある。座席が急傾斜で、大げさに言えば「スクリーンにくっつくように」配置されているから、目の前に巨大なスクリーンが広がるのは当然だ。通常スクリーンを改造しただけの IMAX デジタルシアターはその点、スクリーンと座席の距離が離れているし、座席の傾斜も普通。せっかくの大きなスクリーンも、それでは小さく見えてしまう。やはり IMAX は劇場設計の段階からそれ専用のものがいい。
入口に「最後列が見やすくなっています」と書いてあったので、一番後ろの列に座った。これだけ大きなスクリーンだと最後列でちょうどいいぐらいなんだろう。そして一番後ろの列でもスクリーンは見上げる位置にあった。
座席は跳ね上げ式だけど、スプリングがないので自動で元に戻ったりはしない。
鑑賞したのは『銀河鉄道の夜』という 38 分の CG 映像。残念ながら IMAX 上映ではないようで(Bluray 上映?)、スクリーンの一部のみに映像が投影されただけだった。巨大スクリーンをフルに活かせていない。図示すると以下のようになる。スクリーンは扇形でその一部のみに投影されていた。
座席とスクリーンが近いせいか、スクリーンの明るさで鑑賞中も客席部分が明るかった。座席とスクリーンが近いと、こういう現象もあるわけだ。
映像作品はたいして面白くなかったです・・・。ナレーションで主人公たちの存在が言及されるものの、映像には人物が一切出てこない。CG のクオリティーもチープで、今の映画と比べると 20 年ぐらい前の映像に思えた。
作品は面白くなかったが、スクリーンの大きさには満足。普通に一般映画もここで上映すればいいと思った。
入口はスクリーン横だったが、上映後は後ろ(最後列の後ろ)の出口から出るように誘導された。
かつては IMAX フィルム上映をやっていたらしい。IMAX フィルムはもう上映しないだろうけど、IMAX のデジタル上映もやることはあるのかな。
近くには防衛医科大学病院がある。防衛医科大学、受験したなあ(不合格だったけど)。
駅のパン屋さんで食べたランチ。迷わず飛行機の菓子パンを買った。
参考:
所沢航空発祥記念館で IMAX を見てきた – Gust Notch? Diary
http://d.hatena.ne.jp/gust_notch/20140506/p3