[読書メモ]『死刑の大国アメリカ』

p12
キューバの詩人ホセ・マルテルは「人間は二つのグループに分かれる。『愛し建設する者』と『憎み破壊する者』だ。アメリカは本来前者であるはずだ が、後者が驚くべき数で増大している」

p47
18歳以下の犯罪に対し死刑を定めている国は、先進国ではアメリカだけ。他に、パキスタン、サウジアラビア、イエメン、イラク、イランなどだ。

p72
要するにキリスト教では、正義と愛の概念が衝突するから、死刑問題も聖書や神学の観点からだけでは決まらず、法的、社会的、経済的視点が必要であると見る関係者が多い。

p190
死刑制度とは、憲法に規定された権限に従って、行政が主権を持つ人民の命を合法的に奪うのだから、メディアはこの内容を国民に伝えるのは報道の義務である、という明確な使命感を持つ。

p227
日本の処刑の特徴は、いわゆる「密行制度」である。これまで述べてきたアメリカのすべてをオープンにする態度と対極にある。[…]そこには 「死刑囚の権利」という発想も、「国民に知らせることが行政のチェックにつながる」という発想も欠落している。

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