[読書メモ]『絵本翻訳教室へようこそ』
- 読書
- 2018/07/02 Mon 10:21
p6
日本語は、主語を省いても、それを誰が言ったかわかるのは、それに続く述語の語尾が変化するからです。
p21
ぬいぐるみって、英語で何と言うか、ご存知ですか?[…]stuffed toy とか stuffed animal と言います。辞書にはそう書いてあるんですが、日常的には teddy と言うことが多いんですよ。teddy はもちろん teddy bear のことで、クマのぬいぐるみの意味です。でも別にクマでなくとも、子どものなかよしだと teddy と呼ぶ習慣があります。
p68
英語では約 3000 語、日本語には約 12000 語のオノマトペがあると言われています
p68
なぜこれほどオノマトペが多いのかというと、日本語は英語に比べて動詞の数が少ないからでしょう。
p70
オノマトペの表記は、擬音語はカタカナ、それ以外はひらがなというのが原則です。だからうどんは「ツルツル食べます」が、廊下は「つるつるすべる」わけです。
p153
自分の中にインプットされていない言葉は出てこないので、本を読むことが好きで、たくさん読んでいる必要があるということは基本ですね。それから翻訳は孤独な作業なので、ひとりでいることが苦痛でないこと。それに翻訳する作品と作者を尊重できるということも大切です。これが苦手というか、もっと強烈に自分を主張したい人は、翻訳者より作家に向いています。