「フィラーノート」というノートをご存じだろうか。このノートは1ページごとに切り取りができ、かつファイリング用の穴が2つ開いている。ノートを分断して使っていくわけだから、長期的にノートを使うためというより、タスクフォース的な用途で便利である。

私はこのノートをセミナー等でのメモに使う。いつも A5 サイズのフィラーノートをセミナーに持って行く。

A5 サイズにしているのは、プリント等の配布物があったりすると、卓上のスペースが限られてくるので、A5 ぐらいのある程度コンパクトなものがいいから。スパイラルリングのものを使っているので、ノートをグルリと折り返せてかなりコンパクトになる。

また、A4 サイズのような大きいサイズのノートだと、他の人に見られやすくなる。他者の視線を意識すると思考の抽象度が下がるので、他人から見られる情報量が少ない A5 サイズぐらいがちょうどいい。逆にこれ以上小さいとメモしづらくなるので、ギリギリの小ささだ。

そして罫線タイプではなくセクション(方眼、グリッド)タイプだ。罫線よりセクションの方が自由に発想できる気がするからね。それが本当かどうかは分からないけど、少なくとも、縦横の向きが関係なくなるし、文字の大きさを自由に設定しやすい。

私はセミナーが終わるとメモをスキャンしてデジタルデータとして保存している。ページを切り取れるフィラーノートだからこそ、簡単にスキャナーに取り込める。

この A5 サイズ・セクションタイプ・フィラーノートを他の用途でも活用している。私は毎朝、その日にやることを書き出しているがこのノートを使っている。スケジュール帳兼 To Do リストのようなものだ。これもノートを使い切ったらスキャンするし、机の上に常に広げておくのでこれぐらいのコンパクトサイズがちょうどいい。

A5 サイズ・セクションタイプ・フィラーノートとして、これまでコクヨの「ス-5SN」という型番のノートを使ってきた。手持ちのストックが少なくなってきたから追加のノートを買おうとしたら、入手が難しくなっている。お店でもなかなか見つからないし、Amazon でも販売はされいているが一般業者が販売している(一度 Amazon の詐欺に遭っているので、Amazon 以外の出品者からは買いたくない)。

ス-5SN – 商品情報詳細 – 商品検索(商品データベースから探す) – 商品情報 – コクヨ ステーショナリー
http://www.kokuyo-st.co.jp/search/1_detail.php?sid=100107701

コクヨの「ス-5SN」。

というわけで、代替商品を探すことにした。しかし、コクヨのノートと同じような見つからない。。

文房具屋では、単なる切り取り型の A5 ノートも見たが、あれは切り取った後、ページの左右の区別が付きにくくなってしまう。穴が開いている方が私は好きだ。

いろいろ検討した結果、リヒトラブという会社から出ている「hirakuno ツイストノート」というものを使ってみることにした。

hirakuno ツイストノート|製品情報|株式会社リヒトラブ
http://www.lihit-lab.com/products/catalog/N-1673.html

A5 サイズでセクションタイプなんだけど、切り取り線はなく、バインダーノートのようにリングがカパッと開くので1枚1枚を取り出せる。パンチ穴は開いていないけど、私がファイリング用の穴を必要とするのは、ファイリングのためでなく、前述のように、左右を区別するため。hirakuno ツイストノートには穴(たくさん)が開いているので左右の区別ができる。

hirakuno ツイストノートは Amazon でも手に入りやすそう。ただ、ちょっと割高な気がする。リーフも hirakuno ツイストノート専用のものを買う必要がある。

カバンと同じく、「最高の文房具」を見つけるのは困難だ。どれも一長一短だからね。文房具を巡る旅はまだまだ続きます。