[読書メモ]『パソコン徹底指南』

p96
表現はガスのようなもので、ちょっとでも時間が経つと雲散霧消してしまって二度とふたたび凝縮させることは難しい。

p98
実際にこうして詩や散文をパソコンで書いていると、「筆跡」という、いわばグラフィック・データが捨象されて、裸のテキストだけが画面上に表現されてくる。慣れないうちは、これがなんだか味気ない気分を誘うのである。

pp173-174
ともかく、このデータの保存ということについては、念には念を入れて、また念を入れるというくらい、いくら念を入れても入れ過ぎるということはない。

関連するかもしれない記事:

[読書メモ][Kindle]『驚異の時間活用術』

ところが、どういうわけか人びとは、ビフテキの焼き加減に対しては、レアーだ、ウェルダーンだ、ミディアムだと厳しい注文をつけるが、こと枕に関しては知らん顔。(Loc 227)

続きを読む

[読書レビュー][読書メモ][Kindle]『民事裁判入門』

久しぶりに「頭のいい人の本を読んだ」という印象があった。立花隆さんを思わせる、非常に論理的かつ分かりやすく知的興奮を沸き立たせる文章だ。裁判の話だけでなく、文章を書いたり、コミュニケーション一般に役立つ。著書は多くあるようなので、また読んでいきたい。

続きを読む