[読書メモ]『英語で話すヒント』
p15
日本では特に訳読法の影響が強く残っています。
p22
初級者に英語によるディスカッションをさせてみるとよく分かります。乏しい英語の力が思考力そのものを縛ってしまうのです。
p31
単語 (word) の形 (form) を音声から識別し、その意味 (meaning) を知ることを「単語認識(word recognition)」と言います。
p47
セレスコヴィッチと並ぶ通訳研究の第一人者でパリ大学教授のダニエル・ジル (Daniel Gile) は、通訳者のことを「ロケットのように回転の速いシャーロック・ホームズ (a rocket-driven Sherlock Holmes)」と呼びました。
p57
英語の速読法 (speed reading) のテクニックの1つに、パラグラフの最初のセンテンスだけを読んで、あとはとばすというのがあります。それでも本や論文の大意は分かるのです。ケネディー大統領は速読の達人と言われました。多忙な彼はこのパラグラフの最初のセンテンスだけを見るという方法で本を読んでいたそうです。
p73
とにかく英語にできるだけたくさん触れること。通訳者として私が一番心がけていることは、そのことです。
p106
主語優越型言語 (subject-prominent language)
p106
話題優越型言語 (topic-prominent language)
p107
憲法第23条の「憲法の自由は、これを保障する」[…]この場合「学問の自由」は主語ではありません。主語はこの文には表れていませんが「憲法」です。
p116
時々新聞の報道写真でVIPと並んで通訳者が写っていることがあります。それでも写真の説明には、「~首相、1人おいて~大統領」などと「1人おいて」になってしまいます。
p129
コンテキスチュアル(contexuals、前後関係によって意味が違う語)
p148
教養語 (academic words)
p153
なかでも一番いいのは、”reading for pleasure”(楽しんで読むこと)です。これならあまり精神的負担にはならずに、長続きします。
p154
“page-turner”(ついページをめくらせる本)
p160
loud and clearというのは英語で話す上で非常に大切です。
p163
そしてそれが彼の話の魅力の源泉であり、彼のアイデンティティーを示す武器ともなっています。
pp174-175
通訳者でどういう人が一番成功すると思われますか。「粘る人」です。