[読書メモ]『生きる技法』
- 読書
- 2018/01/25 Thu 07:00
p15
思い返せば親も先生も先輩も、誰も彼も、いろいろなことを教えてくれましたが、そのほとんどは、ただの押し付けでした。
p16
若ければ若いほど、呪縛から抜け出すのは容易であり、生きる技法が活用される場面も多いからです。
p33
この経験によって私は、ガンディーの伝記などに書かれているような、無所有によって世界を家として安心して生きる、という生き方が、現実に可能であることを知ったのです。
p40
自分で相手について勝手な像を捏造して、それを押し付けるなら、それは相手を侮辱していることになります。
p53
大抵の場合、こういう先輩は、「意味なんかどうでもいいんだよ!! 黙って言われたことをやればいいんだ!!」などと逆上し、説明を拒絶します。なぜならその人自身、仕事の意味など、説明されたこともなければ、考えたこともないからです。その人が逆上するのは、「何も考えないで、言われたことをやる」という破壊的構えを、あなたの質問によって揺さぶられ、創造的構えを呼び覚まされそうになったからです。
pp53-54
「不安」は「恐怖」よりもタチが悪いのです。なぜなら恐怖は対象がハッキリしているのに対して、不安は対象が見えないからです。
p72
ここで急いで付け加えておかねばなりませんが、「自己嫌悪している自分がいけない」のではない、ということです。
p73
自分を大切にしている人には、自分を大切にしている人が引き寄せられます。
p104
「選択」という枠組みは、基本的に二者択一の組み合わせで表現できるので、何かを選択する、ということは、二者択一を組み合わせているのと等価です。
p110
選択を迫られるなら、その場を逃げ出すべきである
p129
夢を見ないで何かを手に入れることは、きわめて困難である
pp131-132
そもそも具体的にイメージできるのは肯定形だけなのです。
p133
夢を実現する過程で得られる副産物が、あなたの糧となる
p145
「長期的に考えて」とか「長い目で見て」と言って、我慢するのは得策ではありません。
p151
子ども時代の経験によって人間は、世界に対する態度を決定するからです。
p157
自己嫌悪の原因は、必ず盲点に入っていますから、いくら考えても、自分では見えないのです。