経験上、シャーロック・ホームズ関係の書籍はすぐに絶版になってしまうことが多い。ほしいなと思ったら、見かけたタイミングですぐに買っておくといい。

今月の読書会で河出書房新社から出ている、単行本のホームズ本を見せてもらい、自分もほしくなった。

河出書房新社のものは詳しい注が付いている(同じ出版社から文庫化もされているが、そちらは注が簡素化されている)。筑摩書房からの詳注版ホームズは私はすでに持っているが、それはホームズ研究にまで触れられている、マニア向けのものだ。河出書房新社は、より一般的な注(歴史的、文化的説明)である。

Amazon で検索してみると河出書房新社の単行本ホームズは一部品切れになっている。20 年ほど前の本でもあり、有名な小説とはいえ、値段的にも(1冊 4000 円弱)、本の分厚さ的にも(500 ページ前後)、普通の人が買うレーベルではない。これは絶版への道へ向かっている前兆である!

ということで、急いで全集を揃えることにした。なお、私は本は新品で読む。図書館や中古の本は汚い気がするじゃないですか。綺麗な本で気持ちよく読みたいのだ。買っていらなくなれば、売ってしまえばいい。

Amazon、honto 等のオンライン書店で手に入る本はすぐに注文。書籍横断検索システムが検索の役に立つ。以下は『緋色の習作』を検索した場合。

緋色の習作 (シャーロック・ホームズ全集) – 書籍横断検索システム
http://book.tsuhankensaku.com/hon/isbn/9784309610412

ネットで手に入らない本は一か八かリアル書店へ行ってみた。名古屋で大きめの書店がいくつかあるので、4店ほどはしごして何冊かゲット。

そして、最後まで手に入らなかったのが、『シャーロック・ホームズの冒険 』なのだ。四日市にもまあまあ大きい書店があるので行ってみたが、遠方まで行ったわりには収穫なし・・・。関西まで遠征して探しに行こうかなどと考えていた。

でも、普段からよく利用するオンライン書店である、honto のサイトではなんと、リアル書店の書籍まで検索できると気付いた。該当の書籍ページへ行き、「店舗お受け取り・お取り扱い状況>全店舗から探す」とクリックする(目立たないボタンなので、気付きにくい)。すると、全国の丸善、ジュンク堂書店、文教堂の在庫を検索できるのだ!

以下は『冒険』の店舗取扱い状況。近場だと岐阜の書店に在庫があると分かったので、急いで行ってきた。

シャーロック・ホームズ全集 3 シャーロック・ホームズの冒険 – 店舗お取扱い状況 – honto本の通販ストア
https://honto.jp/netstore/pd-store_0601553932.html

岐阜のショッピングモールの大きめの書店で、探していた本を買うことができた。なお、岐阜に行くのは人生2回目だったし、そのショッピングモールでは元職場の上司にばったり会ったりした。

ということで、本を探すなら、書籍横断検索システムと honto のサイトを活用しよう。