[ホームズ学]「コティングリー妖精事件と神智学者ガードナー」

シャーロック・ホームズ研究の一つとして、作者のアーサー・コナン・ドイルについて知っておきたい。

ドイル関連の有名な話として、「コティングリー妖精事件」(Cottingley Fairies)がある。これは 1917 年イングランドで、二人の少女によって撮影された写真に妖精が一緒に写っており、それをドイルが紹介したりして、大きな論争を起こした事件である。なぜドイルがこういう写真を紹介したのかというと、彼自身心霊研究家でもあったから。のちになって少女ら自身の告白で、妖精写真はフェイクであると伝えられている。

この事件の調査を主導した人物に神智学者のエドワード・L・ガードナー(1869〜1969)という人物がおり、今回名古屋大学でガードナーの所持する妖精写真のコピーや彼のカバンが公開されることになった。なぜ日本にこんなものがあるのかというと、ガードナーの遺品がオークションに出され、2001 年に妖精研究で知られる英文学者・井村君江氏が 6000 ポンド(約 100 万円?)で落札し、名古屋大学等の展示会で公開されることになったから。

“コティングリー妖精事件と神智学者ガードナー”
http://www.ilas.nagoya-u.ac.jp/clas/programs/363.php

ホームズ好きとしてはせっかく近くでやっているので行ってきた。入場無料。

場所は地下鉄名城線・名古屋大学駅から「全学教育棟」南入口横。名古屋大学には最近では図書館の利用(一般利用)のため行ったことがあった。

名古屋大学プロジェクトギャラリー「clas」|access
http://www.ilas.nagoya-u.ac.jp/clas/access/

会場は予想はしていたがこじんまりしていた。コティングリー妖精事件でドイル関連として最もよく紹介される写真があるが、それ以外にも似たような写真や当時の雰囲気が伝わる写真が見れたよかった。それとボロボロの鞄がちゃんと保存されていたのが面白かった。心霊写真とか怖いのは嫌いなんだけど、昔の写真なのでそこまで怖くなかった。何より、いくらでも写真が加工でき、いくらでも想像上の映像を作り出せるようになった現在だからこそ、昔の人はこういうのを見て想像を膨らませていたんだと考えると、ワクワクするよね。

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