[イギリス旅行][レビュー] ルフトハンザ航空
- 旅行
- 2017/10/22 Sun 20:25
イギリス旅行へはルフトハンザ航空を利用した。関西国際空港発、ハンブルク空港乗り換え、ヒースロー空港着である(帰りは逆)。
ルフトハンザ航空は5年ほど前にデンマーク・ドイツ旅行をした際に初めて利用して以来だ。
関西国際空港・ハンブルク空港間(以下、場合により「日本路線」と呼ぶ)はボーイング 747-400 だった。2階建てでかなり大きい。いつか2階部分に乗ってみたいなあ。
フランクフルト空港・ヒースロー空港間はエアバス A321 だった。
ボーイング 747-400 は 3-4-3 列、エアバス A321 は 3-3 列だ。3-4-3 列では4列の通路側が好き。気兼ねなく席を立てるから。3-3 列なら窓側でいい。小型機は短距離だからトイレに行く必要がないし、到着後ゆっくり降りることができるから(私は到着後ゆっくり飛行機を出たい)。今回はツアーなので座席はツアー会社に決められてしまう。個人旅行だったらピンポイント座席指定とかができるんだけどね。
帰りの、ヒースロー空港からフランクフルト空港への便では私は家族と離れて3人席の真ん中だった。外国人に挟まれるのは好きじゃないけど、左に若いイギリス人女性で、右がいい感じのおじさんだった。イギリス人の美女と少し話(軽食の具は何が入っているかとか)ができたのでよかった。
行きは関西国際空港からフランクフルト空港まで 11 時間 40 分、フランクフルト空港からヒースロー空港まで1時間 40 分、帰りはヒースロー空港からフランクフルト空港まで1時間 25 分、フランクフルト空港から関西国際空港まで 11 時間だった。
去年イギリスに行った際は、新婚旅行ということもあり、初めてのビジネスクラスを利用した。ビジネスクラスはいいよー。前後の座席間隔は広いし、座席はフルフラット(電動だ)。コートなどの上着は預かってくれる。全席が通路に面している(1-2-1 列)。専用のトイレがあるので、混まない。料理はグラス、陶器のお皿、ナイフとフォークで出てくる。食後に高級チョコレートも出てくる。そして CA さんと雑談できる(!)。新婚旅行だと言ったら、手紙付きで ANA グッズをもらえた。「もう飛行機はビジネスクラス(あるいはファーストクラス)しか乗らない!」と決意したけれど、所詮私は庶民である。今回はエコノミークラスで旅行してきました(泣)。
ある人はエコノミークラスを「空飛ぶ家畜運搬機」と呼んだが、その通りです。直通だとヨーロッパへは 12 時間ほど掛かるので苦痛です。行きの関西空港からフランクフルト空港への便では後ろのサル女が私のひじ掛けに足を乗せていて閉口した。幸い今回は3人での旅行だったので、並びで通路にも出やすかったのが気楽だった(一度ヒースロー・フランクフルト間で3人席の真ん中だったが、1時間半程度なので OK)。
長旅なのでスリッパを持参し、飛行機の中でスリッパに履き替えた。帰りの便では間違ってスーツケースにスリッパを入れてしまったため、新聞紙を床に敷いて靴を脱いで足を置いていた。靴を履いていると疲れちゃうからね。
床に直に荷物を置きたいときは、新聞紙を敷くか、大きめの使い捨ての袋に荷物を入れたりするといい。
長時間座っていると細身の私はお尻が痛くなる。これに関しては特に対策が見つかっていない。姿勢を変えたり、時々歩いたりしたりしたんだけど。。
機内エンターテイメントは私はまったく利用しなかった。私は飛行機の機内エンターテイメントは好きじゃないんだよ。タッチパネルが感度が悪くてストレスだし(去年のビジネスクラスでもそうだった)、映画は画面に合わせて上下左右に切られていることもある。これなら自分の iPad のほうがマシである。ということで、今回は iPad で映画やドラマを観たり、PDF で本を読んだり、あるいは離着陸時で iPad が使えない紙の本を読んだりしていた。
iPad で映画やドラマを観る際は、ノイズキャンセリングヘッドフォンを持って行っていたので、備え付けのヘッドフォンよりは音声も聞き取りやすかった。ただ、映画は聞き取りにくいことが多い。ポッドキャストや海外ドラマなどの、音声が聞き取りやすいコンテンツを消費するのがいいのかもしれない。ドラマは短いので細切れで観やすいし。
一度母の機内エンターテイメントの端末がフリーズしてしまった。映画の再生中にタッチを受け付けなくなったのだ(再生が止められなくなった)。端末にはボタンは一つしかないので、試しに長押しをしてみたら、端末がリブートした。数分後にはまた使えるようになった。
タッチパネルの横には USB ポートがあり、スマートフォン等の充電ができるようになっている。
ビデオで流される、飛行機の安全のビデオは、ドイツ語音声・ドイツ語字幕で流れた後、同じビデオが日本語音声・英語字幕で流れた。なお、フランクフルト空港・ヒースロー空港間は機内エンターテイメントがないので、機内放送に加えて CA さんがジェスチャーで説明していた。
日本路線では妙にかわいいドイツ人 CA さんが多かった。しかし、フランクフルト・ヒースロー間では、がっちりとした体格の、コワそうなドイツ人女性 CA さんだった。日本人がビビらないようにしてくれているんだろうか。
日本路線では Hotspot(Wi-Fi)と GSM の電波が飛んでいる。GSM ということは、たぶん海外の携帯電話では通話もできるんだろう。機内の Wi-Fi は以前使ったことがあるが、料金が高いわりに速度が遅いので、今回は使わなかった。機内でネットが必要というわけでもないし。
機内サービスの食事では、ドイツ人 CA さん相手では英語で会話するとはいえ、最後の「ありがとう」だけは “Danke.” と言うようにした。一人、なぜか最初は英語で話すのに、途中でドイツ語を混ぜてくる CA さんがいたが、なぜか理解できて、意思疎通できた。ドイツ語では「大阪」を「オザーカ」(Osaka)と発音すると知った。
日本便では最初にスナックのお菓子があったが、別の軽食ではおにぎりが出た(帰りの便では寝ていたせいかもらい損ねた)。機内食は普通においしかった。ソーセージがやっぱりおいしいし、朝食でポテトがたっぷりなのもよかった。基本的に洋食メニューを頼んだけど、洋食を頼んでも蕎麦(そば)が含まれているのが不思議だ。ドリンクはあまり知られていないが、ジンジャエールやスプライトなども選べる。私は酔い止めも兼ねてジンジャエールをよく頼んでいた。食事のカトラリーが、行きの便ではプラスチック製だったのに、帰りは金属製だった。
行きの日本便では対応する CA さんが毎回のように変わったが、帰りの便では同じ人が対応していた。たいてい飛行機では対応する人が同じことが多いと思う。
フランクフルト空港・ヒースロー空港間でも軽食のサンドイッチが出た。パストラミかチーズかで選べる。
海外旅行に行くと、帰りの飛行機が妙に早く着く感じがするのは、疲れてほとんど寝てしまうからだろうか。
機内食等その他の写真はこちら。
https://dokushonary.material.jp/pics/#15440682737140