なぜ役所の書類が分かりにくいか

現在引越し作業をしている。

契約書類を書く際に分かりにくい書類があった。認印か実印か、どちらを押せばいいのかが分からないものがあった。ほんの簡単なことである。単に「印」と書くのではなく、「認印」「実印」とすればいい。

こういう話を家族にすると、「役所、銀行、郵便局といった組織・機関の書類って分かりにくいよね」と言われた。

ほんの少し書き方やデザインを少し変えるだけで、すごく分かりやすい書類を作成することはできる。では彼らはなぜできないか。

それは、嫌々仕事をしているからだ。やりたい仕事をしていないからなんだよ。

どういうことか。やりたい仕事なら相手の立場で考えられる。もっと良くしようという意志が働く。抽象度が高い仕事ができている。

だのに、やりたくないをやっているから、そういう方向に目の前の作業を向かわせることができないのだ。

これは、役所、銀行、郵便局に限らない。あらゆる職業で言えることだ。

私はサラリーマン時代、総務部に所属していた。総務の書類って分かりにくいんだよ。独善的で全然読み手の立場に立っていない。だから私は、どんどん改革して分かりやすい書類に変えていった。仕事は嫌で嫌で仕方なかったけど、書類作成だけは好きな作業だったから。

嫌な仕事はやらなくていいと私は考える。いや、むしろやってはいけない。そんな仕事をしても、不幸が連鎖していくだけだ。でも、すぐに仕事を辞められる人は少数だと思う。だから、仕事に好きな部分を見つけ、そこを一生懸命やる。そうすれば、そんどん仕事がクリエイティブにできるようになる。

好きな業務、得意な業務をやらせてもらえるよう、上司に相談しよう。

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