ワイフの家族は美術館が好きで、現在大阪の国立国際美術館で開かれている「バベルの塔」展へ行きたいという。誘われたので一緒に出掛けてきた。

【公式】 ブリューゲル「バベルの塔」展
http://babel2017.jp/

美術館へ行く前に以下の本を読んで勉強した。

・『聖書を読みとく』
・『ブリューゲルへの招待』
・『ブリューゲルの世界』
・『物語 オランダの歴史』

聖書を読みとく: 天地創造からバベルの塔まで | 石田 友雄 |本 | 通販 | Amazon
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ブリューゲルへの招待 | 朝日新聞出版 |本 | 通販 | Amazon
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『ブリューゲルへの招待』と『ブリューゲルの世界』は写真たっぷりで、特に後者は著者のブリューゲル好きが伝わってきて好印象だった。『物語 オランダの歴史』は世界史が頭に入っていない私にはちんぷんかんぷん。これを機に世界史を勉強し直したいと思った。

大阪へは日帰りで行った。国立国際美術館へ行くのは私は初めて。開館前の9時 45 分頃到着したが、すでに行列ができていた。

ウェブで予約しプリントアウトした予約券を用意していたので、バーコードを入口でスキャンされてすぐ入れた。

事前にネットで仕入れた情報で、メインのバベルの塔の絵画は一番最後と知っていた。ということで、他の絵をすっ飛ばして一番最後に先に行った。

この戦略はなかなかよかった。バベルの塔の前には長い行列用の仕切りが用意されていたが、さすがに開館直後だと私と同じことを考えてすぐに観に行く人は5人程度。比較的ゆっくり鑑賞することができた。

ただ、想像以上に小さい絵だったなあ。描かれている内容のスケールのわりに・・・。美術館用の双眼鏡や単眼鏡を持って行くのもいいかも(ワイフに連れられて美術館に行くようになって初めて、美術館で双眼鏡・単眼鏡を使うことを知った)。

メインの絵画は観れた。では、その他の絵画をゆっくり観ようかと思ったけど__観なかった。実を言うと、私は美術なんてたいして興味がないのだ。ワイフに付いて過去それなりの回数美術館に行ってきたし、本を読んで勉強したりもした。でも、どうも面白くないんだよねえ・・・。

美術館での「大勢が群れて鑑賞する」というスタイルに貧乏くささを感じるというか(美術館通いは比較的高尚な趣味だとは思うけど)。人をかき分けてまでして観たいとは思わないのだ。

そういうわけで、最後の説明ビデオを観た後、近くの椅子に座って家族を待っていた(待っている間はもちろん読書)。

でも、最後のその説明ビデオはなかなか面白かった。5分程度なんだけど、バベルの塔を 3DCG で再現して、実際に絵の中の人や物が動いている様子を見ることができる。映画好きの私としては「何でも映像化できること」が当たり前になっているけれど、こうやって何百年も前の人の考えていた世界を映像化して見せられることはビックリだった。

それと、たいして絵画を観ていないけれど、事前に本で読んで勉強していたので、その世界観がよく分かった気がした。

ショップでは特に何も買わなかった。同時に開かれていた別の展示会場も観たが、こちらは全く面白くなかった。

おそらく一生観ることがない有名な絵画が日本にやってきているんだから、少しでも興味がある人は行ってみてもいいんじゃないかな。

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